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自己紹介ならぬ・・・「ご挨拶」

「日本人はなぜ政治や宗教に騙され、苦しめられるのだろう?」


そんな単純な疑問からこの本の執筆が始まった。

 

でも、聞こえてくる声は


「そもそも、宗教って必要?」


「人の弱みに付け込んで、お金を要求してくるだけ」

 


様々な拒絶反応が大半ですよね。



 昨今の日本や世界の状況を考えると、無理も無い話ではある。


 しかし、この日本でも宗教に傾倒し、苦しんでいる方々が増え続けている事もまた事実である。


では、何が問題なのか?


日本人は、宗教に対する俯瞰的知識・宗教観が圧倒的に乏しいという事である。



正月には、神道である「神社」に参拝し、結婚式、クリスマスにはキリスト教徒となり、ご葬儀では「仏教徒」として戒名を授けられあの世に召される。


日頃色んな宗教に触れる機会はあるのに



「お寺と神社の違いが分からない」



神道の「地鎮祭」を僧侶がする。


そんな悪霊に憑かれた土地じゃないよ💦


なぜ一言依頼されるご家族に了解を得ないのだろうか?


お金?



「色即是空 空即是色 人は皆違う」と唱えている仏教が他宗教は認めないと公然と主張する宗派がいるカオス・・・


まあ、信じる人々がいるので、否定はしませんが。



そして、人生において様々な岐路、苦しみに直面した時、言葉巧みに「宗教を語る悪人」が皆さんを「苦しい」と感じさせないように、洗脳しようとしてくる。

 

宗教に対する俯瞰的知識が無いから騙される。



冒頭いきなり「私は宗教が嫌いです」と申していますが、何かあやふやな論調になって「?」がつきまくるのではないかと思うので、先に「私の立ち位置」なるものをご説明したいと思います。



私の今までの人生の流れの話からその「嫌い」の真意を汲み取って頂ければ幸いです。



私自身、小学校時代プロテスタントの洗礼を受けていた母の勧めもあり、息子の「情操教育」の為なのか小学校時代は用事がなければ近所の教会の日曜学校に行かされてたんです。

 


私の心情としては「お菓子がもらえる」「学校と違う友達に会える」程度のもんですが、それなりに足繁く通った方だったのでは?とは思います。

 


しかし、中学受験にて本土のカトリック系の中学に進学が決まり、沖縄を離れる為、教会の牧師さんに進学の報告とこれまでお世話になったお礼を含めご挨拶に母親と行ったんです。



 進学先の話をした途端、これまで優しかった牧師さんは激昂し



「なぜ今までプロテスタントという素晴らしい教義の元、守られて来たのになぜカトリックの学校に進学するのか!」と。

 


私達は面食らいました。



 今まで人の優しさを切々と説いていた牧師さんが「同じキリスト教」を否定し、「博愛精神」を忘れるのかと。

 


その日を境に母親共々、この教会を訪れる事は無くなり、私の「宗教って、何ぞや?」を何処か冷静に宗教というものを眺めれるようになりました。



 中高は当然の如くカトリックの教義に勤しみ、中高の世界史の授業にて「宗教の成り立ち」「カトリックとプロテスタントの長年の血で血を洗う争い」などを学ぶわけです。


大学は関西にて過ごしていましたが、土地柄創価学会、旧統一協会(教会)、生長の家、天理教、当時はオウムなど様々な新興宗教の勧誘や口コミに晒され、まあ苦々しく感じておりました。



この辺は皆さんの拒絶感の反応と私も同じです。

 


知り合いの社長さんと初詣の祈願お祓いにて神社にお伺いした際には金額により忙しく振る回数の違いにびっくり!!


「作法ではなく、忖度なんだ・・・」と・・・💦



以前に私はバーを経営しており、いろいろな職種の方々とお知り合いになる経験をすることができました。



 ある日、お客様として、あるお寺のご住職さんと秘書さんと見られるお付きの方が来店されました。

 


その方は元々日頃から上から目線で、事あるごとに「人の優しさ」「仏の道」を語る方ではありました。



 まあその日は、そのお二人のみの来店状況だったことはある種の「幸い」でした。



 秘書の方に1本のお電話が鳴りました。



 秘書の方は電話が終わり店外より戻られた際、ご住職に



「~さんのお父様がお亡くなりになられました。また予定が決まり次第ご連絡頂けるとの事でした。」



 するとご住職は



「~さんはお布施が少ない方だから、忙しいと断っておいて。」と一言。



ひどい話でしょ・・・



 また私の同級生に「真光」の二世信者がおりまして、何事にも一生懸命で笑顔の素敵な奴がおりました。



 たまに軽いジャブ程度に「入ってみる?」なんて勧誘もありましたが、本気で迫る様なことは無く、本当にいい奴でした・・・



「でした・・・」と言うのは、30年ぶりに地元に帰り同級生らとの交流が少しづつ戻ってきた中で、彼の近況を耳にし愕然いたしました💦



 彼は高校卒業後、信仰にハマっていき生活が荒み、精神異常をきたし、現在「永久面会謝絶の精神病院で隔離拘束状態」だそうです。

 



そんな世の中にはしたくない⋯





私自身、他宗教他宗派への拒絶感が一切ないので、僧侶をさせて頂いてますが、プロテスタントの洗礼式やら日曜学校に参加させて頂いたりとちょっと風変わりかと思います。



 近年知り合ったプロテスタントの牧師さんに中学進学の話をしたら、まるで他人事の反応。

 


しまいには「キリスト教」は「仏教」より上だと言わんばかりのマウントをさも静かな口調でおっしゃる。



 笑顔が怖い・・・



 あれから2年、未だに反省もないようです。


 その程度でした・・・



拒絶はしませんが、判断もしますし、お一人ずつ区別もします。

 

私は今までの人生で「宗教」でいいイメージがありませんでした。

 

しかし、私もまた人生で挫折も経験し心折れた時、助けてくれたのも、実は「宗教」でした。

 

この後色々書いて行きますが、「宗教」の嫌いな私だからこそ、見えた「世界」と導き出された「関わり方」を、そして日本人の奥底に眠る「素敵さ」「精神性の気高さ」を皆さんに気づいて欲しいんです。


 日本だけに限らず世界に目を向けても「宗教の違い」に端を発した争いが古今東西絶えません。



 しかし、日本程、これだけ多様な宗教を受け入れ共存している精神的に高い国もありません。

 

宗教の良さも悪さも含めこの本で語っていきたいと思います。



 私は真言宗の僧侶です。

 


え!?



 「あなたも宗教に引き入れる側?」!?



 ・・・ではありません。



 疑心暗鬼になられ、この本を閉じられてもまた本心では無いのです。

 


「真言宗」への布教の本でもありません。

 


皆さんを改心させ、何処かに入信して欲しい考えは一切持っておりません。



 この本で、他宗教他宗派を実名あげて素朴な疑問点をつらつらと書いておりますが、否定は致しません。それぞれの宗教宗派には敬虔な信者さんがおられ、信心を持っております。



 私が否定すると言うことは、その人の存在そのものを否定することとなります。



 仏教は「人は皆違う。異説は排除しない」が根本的理念ですし、私にそんな権利はありません。



 ただやはり見過ごせない違和感があり、素朴な疑問が色々出てきたのです。



 逆にそれらの質問をスッキリ解決して頂ける回答があるのであればお待ちしております。

 


私は皆様がこれらの本を通して、宗教を一つ一つ判断し、宗教全体から眺めた上での宗教観を養って頂き、皆さんが、そして皆さんのお子さんがつまずかぬよう指針となればという想いでこの本達を執筆いたしました。



宗教だけではないんです💦



財務省の度重なる増税に国民は「貧すれば鈍する」



「大きな力」に言えず、マウント取りやすい

 


LGBTQ,生活保護・経済弱者・非課税世帯、子供の貧困、風俗含め夜のお仕事・・・・などなどの


弱いものイジメを


SNSで繰り広げてる⋯⋯

 


優しい言葉も厳しい言葉も「優しさ」👍 


厳しい言葉は否定じゃない。「諫言」 です。


相手を「思いやれない」「相手を知らない」から差別蔑視をしてしまう💦


 頭の片隅にでも留めて頂ければ幸いです。


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