くにくに

地域福祉を支える福祉屋さん。地域福祉をどう伝えるかに悩んでいる社会福祉士です。 安室奈美恵さん、ジャイアンツ、編み物、麒麟がくるが好き。ときどき、短歌と手話と空の写真。

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最近の記事

『バザールカフェ ばらばらだけど共に生きる場をつくる』を読んで

とあるSNS投稿から 本との出会いは、結構「突然」にやってくる。 もしくは「偶然」だったりする。 今回の本は、著者の一人のSNSからだった。 多くの知人がよくいく場所。 わたしはまだ行けていない場所でもある。 なので、あくまで本を読んだ感想でしか、書けないのだけど、感想を書いてみたいと思わせる、そんな本だった。 信念に基づく実践 よく、「理念」「ミッション」みたいなことばで、実践を語ることがある。 それは、自身の「理念」でもあるし、所属する組織、いわば法人や会社組織の「

    • A.ウェイリー版『紫式部 源氏物語2、3』を読み終えて

      1を読み終えてから、少し時間が経ってしまいましたが、年末にA.ウェイリー版『紫式部 源氏物語2』を読み終えて、2月中に『紫式部 源氏物語3』を読み終えました。 結構時間がかかりました涙 忙しかったのもありますが、1日1話のペースで終わらないことが多く、ちょっと挫折していました。 2を読み終えて玉鬘のストーリーと同時に、光源氏が栄華を極めるところ。 あくまで個人の感想ですが、栄華を極める、ためか、 2巻のストーリーは感情が入りにくい印象。 一方で、玉鬘のストーリーは複雑な

      • 1月17日という日を迎えるにあたって

        1995年1月17日。 多くの人が知っている日です。 それでも、職場でこの日の記憶を持つ職員は少なくなっているかもしれない。 もっというと、その時、その職場にいた人となれば、自分も該当しない。 そういう年月が経ったことになる。 今年の1月17日は、きっと多くの人が、いつも以上に いろんな思いを巡らせる日になっているだろう。 あの日の記憶 もう、記憶が曖昧になっている。 高校生の頃から、朝が弱い。 その日の朝、朝珍しく、5時45分に目が覚めた。 まだ45分も寝られると思っ

        • 福祉の仕事のあり方とありよう

          ある集まりの中で 昨日、社会福祉の現場で働く人たちの小さな集まりがあった。 厳密にいうと、かつて、現場で働いていて、 今はその現場の管理する人たち、の集まり。 わたしより、経験が上の皆さんばかり。 話題は、これからの現場をどうしていくのか。 管理者の多くが、大きな時代の転換期を生きてきた人たち。 大きな時代の転換の終盤に、できあがった中に入ったわたしとは異なる人たち。 加えて、社会福祉という分野は、その中でもいろんな働く場があり、 いろんな事業があるので、他の業種か

          何もできないから、手を動かすしかない

          仕事って、おそらくどんな分野、業種、業態でも、簡単じゃないはず。 自分に求められるもの。自分自身が自分に求めたいもの。 バランスも必要。 そのバランスを保つって、本当にむずかしい。 対人援助、福祉の仕事をしていると、制度や社会の影響も大きい。 その中で、バランスを保つことの一つに、 編み物をしている。 編み物はじめたときもう10年以上も前のこと。 職場でベテランの人たちが、編み物をし始めた。 一人がすると、かつてやっていたという人も、なんとなくやっていて。 面白そうだなっ

          何もできないから、手を動かすしかない

          A.ウェイリー版『紫式部 源氏物語1』を読み終えて

          「源氏物語」に触れようと思ったわけ多くの人が、高校生で一度は古文の時間に目にする「源氏物語」。 古文の時間が好きな人は、おそらく苦痛ではないが、 難解な上に、登場人物が多く、正直、意味がわからない。 イメージは、「光源氏の恋物語」だった。 そんなイメージしかなかった源氏物語を、いい意味で「崩す」人と出会った。 仕事で講演会の講師を務めてくださった梅林秀行さん。 その打ち合わせで、源氏物語が長く読み継がれてきている背景を教えてくださった。 で、その解釈に惹かれて、20年以上

          A.ウェイリー版『紫式部 源氏物語1』を読み終えて

          「楽しいこと」は自分で決める

          もう何年も英会話教室に通うけど、慣れない質問がある。 What do you do in your free time? 英会話教室に通っていると、初講師の質問はだいたいこれ。 この質問、苦手。 趣味や好きなこと、聞かれるのが苦手。 音楽聴く、編み物する、読書、とか。 じゃあ、何聴く? 何編む? どんなジャンル読む? 大体次はこれにくる。  趣味や好きなことの、程度、がわからない。 好きな曲は毎日何度も聴く。 決まったアーティストの時もあれば、ただただ毎日主題歌を

          「楽しいこと」は自分で決める

          オレンジの小さき花の香るとき 届け気持ちも 画面越しの君へ

          オレンジの小さき花の香るとき 届け気持ちも 画面越しの君へ

          紙の読書ノートを、とりあえず復活させてみる

          三日坊主的な、わたし 独学法、とか、ノートの取り方、とか、 そういうネット記事、わりとよく読みます。 そして、やってみよう、とは思うんです。 で、実際に、ノート買ってきて、やり始めるんだけど、続かない。 そう、、、 続かない、三日坊主 なのです! 昔はコツコツすることが得意です、なんて言っていましたが、 夏休みの宿題もギリギリだし、仕事のとっかかりも遅いのです。 性格とか、血液型とか、そういうのではなさそう、、、 とにかく、そんの欠点、なんとかしたい、っと思うわけですが

          紙の読書ノートを、とりあえず復活させてみる

          どうする家康。瀬名の介錯を大鼠がするという展開。前回の半蔵のプロポーズを断り、生きる道を忍びとして全うするシーンでもあった気がする。前回の冒頭の半蔵、大鼠が、この築山事件で変わる家臣団の一つのポイントなのかもしれない。

          どうする家康。瀬名の介錯を大鼠がするという展開。前回の半蔵のプロポーズを断り、生きる道を忍びとして全うするシーンでもあった気がする。前回の冒頭の半蔵、大鼠が、この築山事件で変わる家臣団の一つのポイントなのかもしれない。

          知っている、から、理解、にちょっとすすんだこと〜手話講座2日目〜

          手話講座 2日目 手話講座2日目。 土曜の午前、皆さん、熱心です・・・笑 それでも、修了証を発行する講座と違って、「気軽に」参加できるから 今日からスタートの人もいます。 そういう講座も大事だけど、「最初」の後押しとしては 「いけない日もある」が、あってもいいのがありがたい、かも。 今日のメインは、「数字」「名前」 名前を表す言葉を、イラスト付きでホワイトボードに書かれていく。 こういうの、絵が上手いと羨ましい・・・ 形を表すもの、歴史上の人物などからのお名前などを知る

          知っている、から、理解、にちょっとすすんだこと〜手話講座2日目〜

          手話講座、はじまりました

          今日から 今日から、手話入門講座、はじまりました。 この講座は、修了証が出るものではないとのこと。 仕事柄、手話が必要だなっと思う場面もあること、 何十年ぶりかに、ちゃんと学んでみたいなっと。 とはいえ、お仕事で、最後の30分ぐらいだけの参加。 次回は最初から参加したいと。 参加者がたくさん 会場には、学生さんらしき人から、社会人まで。 こういう感じ、よき、よき(笑) はじまる、なにか、はじめる、なにか 今日、書き始めて思ったのだけど、 講座は、始まった。 自分

          手話講座、はじまりました

          ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展

          国立国際美術館にて 雨の中でしたが、久しぶりに大阪中之島へ。 コロナ禍、ほとんど行ってなかった大阪に、 ドキドキしながら、行ってきました。 初めて行ったけど、こんなところあったんだ〜みたいな。。。 すごく立派な美術館で、びっくりしました。 雨じゃなかったら、外撮影もしたかった。。。 ちなみに、全く美術には詳しくありません。悪しからず。 知っているものも、知らないものも ピカソは、画風がコロコロ変わる。 今まで見たことのあるピカソは、 ごくごく一部だったんだなぁと思う

          ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展

          家族のカタチはさまざまだ〜『漱石の妻』の感想〜

          本を読む時間が減っているのだけど、久しぶりに「読み切った」ので。 『漱石の妻』実は、夏目漱石の本、ほとんど最後まで読めた試しがない。 こころ、それから・・・難しくて、全くダメでした。 しかも、そんなに難しくないとされる坊ちゃんでさえ、途中まで。 NHKのドラマの影響もあって、前から気になっていたこともあり読み始めた。 漱石って、めっちゃ大変な夫じゃないか?!正直、妻の鏡子さんが「悪妻」だなんてことも、ほとんど知らなかった。 終始妻の視点から描かれる漱石は、潔癖症、胃潰瘍、

          家族のカタチはさまざまだ〜『漱石の妻』の感想〜

          わたしの読書感想文〜あっち側の彼女、こっち側の私〜

          読書感想文。思えば、高校生以来、書いていない。 そんなわたしが、久しぶりに、読書感想文を書くことにしてみた。 読んだ本は、こちら・・・ あっち側の彼女、こっち側の私 なんと、帯は安田菜津紀さん!! 帯コメント、ステキ! 身勝手な社会の「レッテル」の中でもがく人へ。 この本はきっと、あなたの心の杖になる。 出会い著者の一人、小坂綾子さんとは、仕事を通じて出会った。 彼女は、当時新聞記者。いわば、異業種の人だ。 わたしの仕事としての関わりは、取材の対象者をつないだだけ。

          わたしの読書感想文〜あっち側の彼女、こっち側の私〜

          「主体性」ってどこからくるのだろう

          仕事柄、「主体性」という言葉を使うことが多い。 「主体性を引き出すにはどうしたらいいのか」という文脈で使っている感じ。 でも、引き出すものなのか…引き出させるものなのか… 先日参加したこじんまりした勉強会。企画の評価は人数ではないけど、結構仕事柄参加人数は気にしがちになってしまう小心者のわたし。 主催者が「参加者が少ないし、みんなで役割分担していきません?」と提案があって、各パーツを分担することに。準備も板書する人、セッティングする人。これも「参加者」だったりする。戸惑

          「主体性」ってどこからくるのだろう