超ド近眼の私の右目が白内障になりまして...白内障手術経験談・7
今年2024年の夏に受けた白内障手術。その手術に関することを記録として書いています。
今回は一応最終回です。(まだ検査などは続いています)
前回はこちら↓
青い世界と黄色い世界
退院時にクリニックから「退院したら翌日には開業医の眼科医の検査を受けること」と書いた紙をもらっていた。
早速眼科の診療所に電話をすると術後1週間たってからで良い、と言われ、1週間後の予約をもらった。
が、私は手術で入院していたし、すぐに働きに出られるような目ではない。勤務先からは病気休暇をもらいたい。
「傷病届」が欲しいのですが」(これがあると有給休暇を取らずに仕事を休める。給料は出る)
「だったら明日来院してください!」
夫に車で診療所まで連れて行ってもらった。
こちらでの検査結果も異常なし。1ヶ月後にもう一度検査ということで予約ととり、傷病届をもらって帰宅。
この間、ほとんどサングラスをしていた。外は明るくて眩しい。
帰宅してサングラスを外し、窓から外を見た。左目だけで見た。今まで通りだ。右目で見た。青かった。左目だけで見る空より右目だけで見る空の色の方がずっとずっと青かった。いや、青というより明るい群青色だった。
もう一度左目だけで空を見た。両目で見るよりちょっと黄色がかって見えた。
右目では青、左目では黄色の世界がそこに広がっていた。
水道から流れる水を見た。部分部分が黄色い。水栓から出る水には両目で見ても混じらずに「黄色い部分」と「青い部分」があった。
変なの…
あれから1ヶ月以上経った今、右目だけで見ると青っぽいのは変わりないが、青さは和らいだ。群青がかっていたのが普通に青っぽく見える、になった。左目だけで見ると黄色が勝って見えるのは変わりない。
術後6週間経過してからの検査
手術1ヶ月後に検査、と言われたが予約で取れた日は手術から6週間が経っていた。
恐れていた、網膜の検査でも異常は見つからなかった。手術をした目の視力も安定してきたようで、視力検査のうえ、メガネの処方箋をもらった。
左目は80%健康(20%ほどの白内障、というわけか)だから手術はまだしない方が良い、という診断だった。
初めて右目の異常を訴えてこの眼科の診療所に来た時と同じだ。
「あなたの目はひどい近眼で眼球が伸びているから手術には危険が伴う。だから健康な目のうちに手術は勧められない。医者としては誰もこの状態でこの目は手術したくない」
眼球が伸びているから網膜が薄く伸びている。その上で手術をすると網膜が傷む危険度が高い、というわけなのだそうだ。
左目が手術直前の右目のレベルで酷い白内障になっていれば手術をするしかない。が、それまではこのまま待て!という。
仕方ない。
現在の私の目は
右=近くはよく見える。遠くは少々ぼやける。車の運転にはメガネが必要
左=コンタクトレンズを入れれば遠くはとてもよく見える。本を読むにはメガネが必要
といったレベルだ。
車の運転用と仕事(事務・PC作業、楽譜を読む)用のメガネが必要というわけだ。
これを書いている時点ではまだメガネを作っていない。今月中には作ってもらう予定だ。
左の目の手術もいつかはしなくてはならなくなるだろう。まだ軽度だが白内障は始まっている、と言われている。
白内障の手術を受けたクリニックでは、毎日のように大勢の白内障患者の日帰り手術を行っているらしい。日帰り手術室の前が待合室だったのだが、頻繁に患者が入れ替わり立ち替わりしていた。
手術着(医師の着る方)を着た看護師が患者に名前とどちらの目の手術なのか確認をしているのがよく聞こえていた。
ドイツも高齢化している。これからも白内障手術を受ける人は増え続けるのだろう。
この私の体験記がどなたかのお役に立てれば幸いです。
====お知らせ====
7回に分けてNOTEに書いたこの白内障手術経験談、これを1冊にまとめ、加筆訂正をしてKindle本にしました。
KindleUnlimitedに入っているので、会員の方は無料です。