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国民にとっての自民党総裁選挙とは

前回マイブームだった東京都知事選が終わり、政治に目覚めた73才の私が次のブームとなるのは自民党総裁選挙かというと、実はそうではありません。
何故なら自民党総裁は実は誰がなっても同じだからです。
もう少し正確に言うと、この記事を書いている8月20日現在、立候補の意向を示しているのは11人います。
公示が9月13日、選挙日が9月27日だそうなので、公示日までに人数は絞られ4〜5人になるでしょう。
その中で最右力は小泉進次郎氏と小林鷹之氏らしいです。この二人とのどちらかでないと、選挙は戦えない。共に40代の若い人で、いかにも新しい政治を始めてくれそうなイメージがある。これは東京都知事選の石丸伸二氏の影響があります。そしてそのままどちらかが総理大臣となり、間髪を入れず解散総選挙が始まります。誰でも同じと先ほど言ったのは、この二人のどちらでも同じと言う意味です。

私のマイブームはここからです。新しい首相の下、直近20%台まで落ちた自民党支持率を60〜70%まで上げて、総選挙が始まり順当に行けば自民公明の圧勝となるでしょう。
これは3年前の菅首相の退陣からの岸田首相就任、解散総選挙圧勝の流れと全く同じてす。
まるでデジャブです。
あの時の岸田首相は真面目そうで、国民の声を聞いてくれる筈だったのに、いつの間にか退陣しなくてはならなくなってしまった。そう我々国民は見事に騙されたのであります。
それが今回も同じ事が起きようとしています。いや今回こそは違う、今度は若い人であり、自民党は生まれ変わるでしょう、なんて思っている人がいるでしょうか。それがいるんです、それも自民公明が圧勝するほどの人数が。若い人とは言っても、自民党の国会議員です。小泉氏は3代続く世襲のウルトラお坊ちゃん。小林氏は統一教会の集会での参加発言が問題視されている話があり、統一教会が最も推している候補らしいです。
これが自民党若手国会議員の実体です。

さて表題にあった自民党総裁選挙とは国民にとってどんな意味を持つのか。自民党にとっては文字通り自民党のリーダーを決め直すイベントであり、前述したように来たるべき総選挙を戦う為自民党の顔を選び直す大変重要な催しであるわけです。
その様なイベントが国民にとってはどんな意味があるのでしょうか。勿論、自民党など与党が衆議院の議席の過半数を占めている限り我々国民の政府の首長である総理大臣を実質的に決めるイベントであるわけですが、直接の選挙が国民によって行われる訳でなく、前回の衆議院議員選挙で国民から選ばれた過半数の国会議員の意思投票により決まる間接投票である事は中学生でも知っていますが、
問題は3年も前に行われた選挙で選ばれた人達による事であり、現在の国民の意思を表していないことが問題だと思います。本来なら解散総選挙をして選ばれた国会議員により総理大臣を決めるべきでしょう。出来るならば、次の通常国会で法律を改正して欲しいと思います。(絶対無理だと思いますけど)
要するに自民党総裁選挙は、国民の意思の及ぶところからは遠い所にあり、この頃は恒例行事になっている、自民党総裁祭りを長々とやった後、総選挙をやり選挙に圧勝するというのが、日常風景になってしまったと私は考えています。

今の日本は物価が上がり、国民負担の税金や社会保険料を給料の支給額の50%近く引かれ、消費税も10%支払い、国民の生活は苦しくなる一方です。
今回の利上げにより国債の利払い費の増加により、さらに増税が予定されるそうです。

岸田首相は投資により所得を上げましょうと、新ニーサを推奨しましたが、こないだの大暴落で投資した財産を投げ売りにより失った人が多いでしょう。利益を得たのは外国のヘッジファンドです。
日本の財産が外国に流れたのです。外国へ日本の財産が流れるのは円安もです。
 
日本人はいい加減、政治に目覚めなければいけません。いつまでも無関心や無知でいたら子供や孫の世代は地獄を見ることになります。
現在でも貧困化は進み、この夏休みに学校の給食が無いため、お昼ご飯を食べられない子供が10人に1人いるそうです。この風景がもっと広がることになります。
我々の払う税金や社会保険料を適正に使わなければなりません。国民負担が利権業界や大企業、医療機関や医師の高所得の為に使われてはなりません。
その為には国民の為に仕事をしてくれる政治家を選ばなくてはならないのです。

これから38日の長い期間をかけて自民党総裁を決めます。その間テレビや新聞が毎日この話題で埋め尽くされます。
そして国民は洗脳され、新総裁、新総理大臣が明るい未来にしてくれるという希望を持たされます。
しかし本当にそうかよく考えてみてください。イメージだけで騙されてはいないか。本当はまた増税地獄が始まるのです。

次回は総選挙について語ります。


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