未経験業種へ転職後一か月経ったので振り返ってみた ~物流→SaaSカスタマーサクセス〜
はじめまして、みやじまです。
今回は、ちょっと真面目に、
物流の法人営業職から、SaaSカスタマーサクセスへ転職した経験から、”未経験業種への転職”をテーマに、入社から一か月経った所感みたいなところを書きたいと思います。
前提
私は現在、SNSマーケティング業界のテテマーチ株式会社で『SINIS』というInstagram分析ツールのカスタマーサクセスをしております。
SINISは、Instagramの対象アカウントデータを解析ツールすることで、企業や個人の認知拡大や購買促進など、Instagram運用の成功を目指すデータ分析ツールです(詳細はこちら)。
前職では、フードデリバリーを基幹事業としているベンチャー企業で、物流を商材とした営業をしておりました。
業界:物流→SNS
業種:営業→カスタマーサクセス
「え?業界業種ともに異業種にしたの?」と思われた方、
答えは、NOです。(限りなくYesに近いNo)
実は営業職を棚卸しした場合、カスタマーサクセスという職種は、営業活動の一環に括られることも多くあります。
実際に私も新規事業の営業職を勤める中で、営業戦略からクロージング後の顧客フォローまで一貫して行っていたということもあり、分解すると「インサードセールス」「フィールドセールス」「カスタマーサクセス」の3職が経歴として積まれていました。(営業2名とカスタマーサポート2名と少数の新規事業だったため「The Mode」式の役割設計には遠く及んでいなかったですが)
その中で顧客の課題解決に奔走できるカスタマーサクセスに最も価値を感じ、思い切って異業種への転職を果たしたわけです。
ただやはり業界は未経験ですし、カスタマーサクセスチームでの業務経験もないため、一筋縄ではいかない点も多くかなり苦労しました…。
色々な壁にぶつかりつつ入社して1ヶ月経っていたので、ここで振り返りたいと思います。
30歳での未経験業種への転職、実際どうなの?
答えからお伝えすると「可能!」です。
どちらかと言うと、「不可能ではない」に近いかもしれません。
以下では、私がぶつかった壁(現在もぶつかり中)と入社してから分かった壁の乗り越え方(現在も手探り中)をまとめたいと思います。
ぶつかった壁
正直、全て現在進行中です。
3に関しては、テテマーチの社風なのか、みながキャッチしたことやインプットしたことを常に発信しまくっているので、その環境に居るだけで楽しい!(結果2のキャッチアップが大変にも繋がるという好奇心が首を絞めるという結果ですが)
1.入社してすぐにプロジェクト推進の役割を担う
私の場合は年齢もあり(先日32歳になりました)、管理職を前提とした雇用でした。
そのため2週間経った頃からプロジェクトリーダーとしての役割を持ちました(CSだけで進められる小規模プロジェクトで、先輩のサポート付き)。
過去にも小規模なプロジェクト推進の経験は多少ありましたが、メンバー全員が私より職種・商材の知見があり、年上や年下も居る環境での役割は未経験です。
この場合私が注力をしたことは2点
1.メンバーの理解を事前に得ておく
「メンバーとの関係構築をしておく」とも置き換えられます。
そもそもメンバーは私にどれだけの知見があるか知りません。
なので、プロジェクトが始まる前に私の理解度や、方向性がずれる可能性など考えられるリスクと、進みたい方向性を共有しておきます。
それによって、メンバーの役割課題待ちを防げ、プロジェクトを一緒に進める意識を持ってくれます。
根回しのように聞こえるかもしれませんが、技術や経験のない中途入社の場合、プロジェクトの成功はメンバーがどれだけ協力してくれるかにかかっているため、必須な行動と思っています。
2.最終着地とそのために必要な過程のイメージをクリアにしておく
ここはそもそも私は知見も経験も少ないため、メンバーの意見がないと進みません。なので、私は最終目標に向けてしっかり走っている状態にすることに集中し、メンバーがアイデアを出しやすい環境つくりに徹します。その場合必要なのは、メンバー全員の最終目標と必要過程の認識一致で、事前にそのすり合わせ(ロードマップ完成)には時間を割きます。ただそれでも、そもそもの着地認識がズレていて会議が進まず終わったこともありました。(いつも補助してくださる諸先輩方、ありがとうございます!!)
2.とにかくキャッチアップが大変
ここに関してはそのままで、ビジネスモデルの理解や、ツールの理解、会社理解、クライアント理解など多岐に渡ります。
とくにSaaS独特の構造理解をした上で、自社プロダクトに合う形にカスタマイズされた仕様を理解し、複数ツールを使いこなす点。また、カスタマーサクセスの営業側面的な部分よりも、構造理解とコンテンツへの展開など、カスタマーサクセスのカバー範囲の広さが理解を難解にさせました。
正直優先度が低いと判断したことは置いておく決断も必要です。
効率良くキャッチするには主に3つで、「本」「ネット」「人」です。そして、私の場合、その全ての起点は「人」です。
「本」は主に2種類読みます。
1.事象の全体像と部分が構造化された本
2.実践/事例/ストーリー仕立てといった具体部分を把握できる本
全体像が理論的に書かれた本で構造を捉えて、実践的な本で仮説検証し、理論の蓋然性のN値を拾いにいくイメージです。
「ネット」は主に3つです。
1.SNS(Twitter、Facebook)
2.記事(カスタマーサクセス、SaaS系)
3.他社サービス
業界で積極的に発信している方のTwitter、noteなどはとくに参考になります。Twitterから大抵の情報は流れてくるので、気になるコンテンツがあればチェック。ブログ内で紹介されているコンテンツを経由して、また新たにインプット情報を増やす。の流れです(これもお恥ずかしながら入社してから教えてもらいました)。
「人」は、主に2つ
1.社内外ウェビナー、セミナー、コミュニティへの参加
2.社内のMTGや商談への参加
Meety,Yentaなども試してみましたが、適切なマッチングが難しい点がありここはまだ手探り中という感じです。それと比べるとウェビナーは予定決まっているのは難点ですが短時間で業界の事例を知れるのでとても有益です。アーカイブ配信されている場合はラッキー!という感じです。
社内のMTGや商談への同席依頼は他事業部であっても基本的に入社一か月目で断られることはありません。新入社員なのを良いことに参加しまくり、社内理解やクライアント理解を深めておきます。
そして、有益な情報やチェックすべき記事、読むべき書籍などは全て関係した人から教えてもらいます。これが最も効率的近道だと考えています。
最後に、上記インプットを進めたら「アウトプット」は必須です。
これが最も効果があり、記憶の定着、理解の向上、不明点の把握ができます。
私の感覚ですが、インプットした状態は脳内に情報散らばっていて、容量が一杯になっているのですが、アウトプットすることで、散らばった情報が吐き出され容量が空くような感覚です。要は整理されすっきりする。
手法は書くでも話すでも歌うでもなんでも良いです。私は書くと話すをよくしています。先輩後輩友人親族初対面の人を捕まえてよく話してます。
最後に
要するに、色んな人とのコミュニケーションを大切にして、有用な情報を効率的に獲得し、教えてもらったものはアウトプットで自分も発信する!
これが楽しめれば30代だろうが異業種だろうが転職に関係なし!
ということです。
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