いち髪との遭遇
⚠️これは個人的なレビューnoteです。商品宣伝などではありません。ご注意ください。
導入
先日、『いち髪』というシャンプーとコンディショナーを買いました。
私はかねてよりパンテーンを使い続けていましたが、そろそろ何か新しいシャンプー等を使ってみたいと思い、ここ数ヵ月の間で色んなメーカーのものを調べていました。
私はシャンプーなどに対して特にこだわりなどはないのですが、やはり名の通ったメーカーのものであれば安心できるという固定観念があるため、そのような信念の元にパンテーンを使っていました。
もちろん、他にも名の通ったメーカーというものは沢山あるのですが、名が通っていて尚且つ価格リーズナブルであるという条件に当てはまっていたのがパンテーンでした。
また、パンテーンを選び続けていた理由としては、『なんとなくの勘』というものも挙げられます。やはり何かを使い続けるという選択をする際には明確な理由のみではなく、なんとなくの勘というものも必要なのでしょう。
1:いち髪レビュー
ではさっそくいち髪についてのレビューを書いていきます。
ちなみに私は髪の毛や美容等にまったく詳しくない人間です。あくまでも素人の意見としてレビューを書かせていただきます。
2:いち髪を選んだ理由
ではなぜいち髪を選んだかというと…
①和風コンセプトに惹かれた
②前から気になっていた
これらニ点が大きな理由です。
一つずつ説明します。
①の理由についてですが、和風コンセプトのシャンプーやコンディショナーは割りと珍しいと思います。量販店などを見ていても、ほとんどが洋風のコンセプトのものだとわかります。
そんな中で、いち髪は和風コンセプトという点で一線を画していました。
②の理由についてですが、実はもう何年も前から
「いち髪ってどんなシャンプー(コンディショナー)なんだろう?」と疑問に思っていたのです。
いち髪は何年も前からCMが放送されていますが、私にとってそのいち髪のCMが魅力的に映りました。
私の記憶が定かであれらばの話ですが、何年も前はシャンプーのCMって外国の方が多く出ていたイメージなんですよね。
もちろん日本人が出演していたCMもありましたが、基本的に外国人女性が綺麗な髪をなびかせているみたいなCMばかりでした。
仮に日本人が出演していたとしても、使っているシャンプー自体が海外由来の製品でした。
『日本人と海外由来製品というアンバランスな組み合わせ』という点に納得できず、いまひとつ魅力を感じることのできないCMとなっていました。
しかし、いち髪は『和風コンセプト』の製品であるため、日本人がCMに出演していてもアンバランスな雰囲気を感じることはありませんでした。『日本人が和風シャンプーを使っている』という状態にストレートに納得できたのです。
そのような理由からずっと気になっていたいち髪。CMで見かける度に「買ってみたいな」と考えていたものの、購入には至りませんでした。
購入に至らなかった理由としては、以前使っていたパンテーンから変える気分にならなかったからです。
これに関しては若干、精神的な疲弊も関連しています。
要するに『身だしなみなんてどうでもいい』と考える『鬱思考』及び『美容疲れ』というものです。
このことについては今回詳細に説明するのは控えます。
ただ、そういった精神的な疲弊からほんの少し脱出したことでシャンプーなどを一新してみようと思えました。そのタイミングでいち髪を遂に購入できたのです。
3:いち髪レビュー
◎ボトルのデザイン
早速いち髪レビューを始めます。
まず、ボトルのデザインですが、私が購入したタイプは『なめらかスムースケア』というものでした。
このタイプのボトルの色はシャンプーが白、コンディショナーが黒となっています。
また、ボトルに描かれた花柄は、いち髪の『和風コンセプト』を体現しています。
そして目の不自由な方でも見分けやすいようにシャンプーのプッシュ部分には3つの線が入っています。
これは所謂『ユニバーサルデザイン』というものです。これは私がかつて使っていたパンテーンにも採用されていました。
恐らく現在ではほとんどのシャンプーボトルに導入されているものと思われます。
◎香り
シャンプーの香り→『みずみずしく可憐な山桜 三分咲きの香り』
確かに桜の良い香りがしました。
コンディショナーの香り→『みずみずしく可憐な山桜 七分咲きの香り』
今度は七分咲きとのことです。確かにシャンプーよりも、やや桜の香りが強めかな?という印象。とても癒される香りです。
香りに関しては全く不満はありません。
ちなみにドライヤーをした後の髪の毛の香りも確かめてみましたが、桜の香りは若干薄れていました。今度はもう少し多めに使ってみようと思います。
◎使用感
先にも記した通り、私は髪の毛の専門家や美容の専門家などではないため、あくまでも素人視点での感想となる点にはご注意ください。
シャンプー
→泡立ちが良く、すっきりと洗える印象です。
洗った後のベタベタ感やヌルヌル感もありません。
コンディショナー
→塗布すると髪の毛がしっかりとケアされている感覚になりました。
ややヌルヌル感はあるものの、コンディショナーなら普通の範囲かなと思えるレベルです。
◎価格
一本700円台後半という価格で購入しました。シャンプーの中ではリーズナブルな方だと思います。
◎ドラマ性
ドラマ性って何?という感じかもしれないので説明します。
私は商品を使用する際にドラマ性というものを大事にしています。
例えば、今回のいち髪であれば『和風コンセプト』が付けられていますが、いち髪を使用している間にその和風コンセプトをどのくらい感じることができるかというのがドラマ性というものです。
いち髪のドラマ性に関して結論から述べますと、いち髪のドラマ性は非常に高いです。
先に記したように、山桜の香りに癒されながら洗髪やヘアケアができますし、ボトルのデザインもオシャレなものであるため浴室で華やな気分を味わうことができます。
ちなみにいち髪の構成要素は以下の通りです
↓
○シャンプー
明日葉
米ぬかピュアリピッド(コメヌカ油)
赤米(コメエキス)
ナデシコ
ムクロジ
米胚芽油(厳選された米の研ぎ汁成分)
ヒオウギ
ツバキ
米ぬかエキス
○コンディショナー
明日葉
米ぬかピュアリピッド
赤米
米胚芽油
ヒオウギ
ツバキ
米ぬかエキス
これら要素を見てみると、和風のコンセプトに相応しいメンバーです。
特に日本人にとって『米』というものは身近ですから、和を感じるには非常に良い要素であります。
実際にいち髪を使いながら「明日葉や米ぬかエキスが染み渡っているんだな」と考えると楽しいです。そういった楽しみこそがまさにドラマ性というものなのです。
しかし、ここで面白いのは『米やツバキ等の成分が染み渡っていることを感じながらも、桜の香りを味わうことになる』という点です。
ツバキはまだしも、確かに米というものには香りはありません。花などのようなハッキリとした香りはついていないので、シャンプーやコンディショナーのように香りも重要となる美容用品のメイン要素として採用するのはやや厳しいです。米の香りのシャンプーなど聞いたこともありません。
そのため、米と並ぶ『和風コンセプト』の代表ともいえる『桜』を香りの構成要素として採用することで、良い香りも出しつつ、和の世界観も演出するという戦略なのだと考えられます。
米をはじめとした『和の自然由来要素』で洗髪しながら、桜の香りに包まれる。
そういったドラマ性をいち髪から見出だすことができます。
4:シャンプーは宗教です
シャンプーやコンディショナーなどをはじめとしたヘアケア用品、そしてメイク用品などの美容系製品はこの世に溢れています。
私達はそのような膨大な数の美容用品から自分に適したものを選択して使用しています。
その選択の決め手となるものは何でしょうか?
質、コンセプト、デザイン、値段、口コミ…
一つの品物を決める際には様々な角度から観察します。そして観察を重ねてやっと一つの品物を手に入れるのです。
私達は消費者であるだけでなく、観察者なのです。観察者の数だけ品物は存在します。
また、観察者は信者にもなりえます。
要するに、消費者は特定の製品の信者なのです。
私がいち髪を購入したことに関しても、言ってしまえば『いち髪という宗教』に入信したも同然です。かつてはパンテーンの信者でしたが、改宗したということです。
信じるものは救われるといった言葉のように、その品物を使うことで自分に期待できる良い効果というものを都合良く想像するという態度が私達消費者にはみられます。
いち髪に関しても同じです。いち髪のキャッチコピーは『ほどきたくなる絹髪へ』というものですが、「いち髪を使い続ければほどきたくなる絹髪を手に入れることができるのだ」と信じることが大切なのです。
※信じないと効果が得られないものだということが言いたいわけではありません。
特に美容や健康などに関しては信じることが重要となります。
健康状態を改善する薬などは良い例です。『プラシーボ効果(プラセボ効果)』といったものもあるように、その製品の効果への期待値を高めるということは消費者にとって必要な行為なのです。
消費というのは信仰と同じです。
私も暫くの間は『いち髪教信者』としてヘアケアを行っていくことになるでしょう。
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