症状の変化に難がある人

症状が悪くなるのは早いんですけど、施術後の症状の変化がわからない人がときどきいます。

いつも、力が施術の時に抜けない、抜かない、協力してくれる、入っていることの自覚がない、パターンの人が施術後の今の状態の確認後に、「痛みが取れてない」「わからない」といっていると思うんです。

施術に来ていただいている時点で、患者さんたちの思いは一つです、「治りたい」。

でもこのような現象が起きているのはなぜなんだろう?いつも考えていました。

最近になって、力が抜けないのは、わたしの施術が、患者さんの体のキャパシティを超えてしまっているからなのではないか?と考えるようになり、関節を動かすときに、変化を感じられるときに、あるいは変化が起きてしまったときは一度戻して、初めから動かし。同じ現象が起こらない範囲内での関節可動域内での整合をしています。

でも、そこでも疑問がわきます。つまりいつもの関節可動範囲よりも動きのない中で動かしても変化があるんだろうか?と。

で、あるとき、買ったはいいけど読んでいなかった本「オステオパシー・ステイル・テクニック」を読み始めて、バリアがあるという話に共感しました。

そうです、協力して動かすのも、抵抗するのも、患者さん自身の不安感から身を守ってきた習慣で、筋肉に変化を起こされる前にほかの組織が、受信して筋肉を動かす反射を起こさせてしまっている、と考えられると。

ということで簡単の動きをまず大きな関節に対して10通り(ベットよりも下方向への動かしはできないので)動かして、引っ掛かりのある方向を探し出して、施術することをしてみました。それが左右同じくらいにゆるんだと感じられてから、いつもの施術に入ると、協力も抵抗も受ける確率は減りました。非常に軽いタッチで今までの施術も行ってきてはいたんですが、動かすことをほぼしないでベクトル方向に施術するようにして変化が出ることを覚えました。

この時の施術の感覚は、以前自分が求めていたものに近づけたと思えるものでした。自分の操作で、これが手に入れられた喜びも強いのですが、多くのわからない症状の人にも、まずバリアをゆるめて必要な刺激で、体の活力をあげ治癒力向上のお手伝いをしたいと考えています。

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筋肉のためのセラピスト
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