交通事故による後遺症が残らないようにするために
施術を続けることが大切です。施術を続けるのも、患者さんには酷かもしれませんが、毎日続けましょう。
ご自身の仕事や遊びを中心に考えるのではなく、症状がみられなくなり、治癒の判断が医師または医療従事者の方からいわれるまで通いましょう。
被害者なのに、それはないでしょう?と思ってしまうかもしれません。
でも、症状が落ち着き、今までに近い日常生活が送れるようになってからでも、仕事に打ち込むことや遊びに自分の都合で計画立てることができるようになります。
つらい記憶はなるべく、早く片付けるのが鉄則。事故にあったという記憶だけでもつらいのに、痛みから仕事も手につかなくなった、遊びにも行けない、ということはなりたくないと思います。
もちろん施術期間中も仕事や遊びもできます。ただ順位だてるものを間違えないでほしいんです。施術ありきで、仕事、遊びの計画を立てましょう。施術の期間が終われば、仕事や遊び中心の生活に戻れると考えています。
医師、医療従事者、それぞれに施術の進め方が違うのと一緒で、施術期間中の予防のための運動指導も違います。私は、極力安静という考えは否定し、体を動かすように指導させてもらっています。ただし、リハビリはトレーニングだということも考えていません。リハビリは日常生活で元の生活に戻れるようにするためのものですから、ストレッチングの指導をしています。毎日続けられる程度のものです。それでもやらない人がいますので、その時は聞きたくないかもしれませんが、繰り返し指導します。
体を動かしても元のように気にならない生活を送れていれば、体は楽だと思います。ストレスはまた別です。心のケアはなるべく寄り添うようにしているんですが、医療従事者仲間でも交通事故の被害者がいますので話を聞くと、いつまでもぬぐえないといっています。自動車を運転していると、ぶつけられた方向からの対向車を観ると身がすくむといいますし、ぶつけられた車種を観ると何とも言われようのない感情がわくそうです。20年以上前の事故でも徐々に薄れてきてはいるけど、いまだに恐怖と怒りが襲ってくるといってます。
だからこそ、身体のケガ、これの後遺症を残さないためにも、早めの来院と継続して毎日施術を受けることが、後遺症を残さないための一つの方法だと考えています。
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