反り腰にまつわる私の見解

いまだに人気のあるワードに反り腰がありますが、そんなに言葉に左右してほしくないと私は考えています。
だって本来、腰は反っているんですから。

あまりにも言葉の影響力が先行して、反り腰でもない人が「私は反り腰ですよね」っていうんです。体があなた自身の体の最良の角度を知っています。
私は、以前先輩の整体の先生が、一緒にセミナーを受けていた時に、君の体は反り腰だからといわれ、疑問を持っていたんですよ。自分の施術でも、検査で結果が出ない場合は見た目で判断していました。でも、その場合、目に見えるほどの体の変化が得られず、私自身考え込む時期がありました。
どうすれば納得してもらえる検査ができるんだろう、検査結果がえられるんだろう、と。

結局、私が判断するんじゃなくて、患者さんの体が判断できるような施術をしなければならない、ということになりました。つまり、画像検査での体の変化や、見た目からわかる体の変化は本当の原因ではない。
だって結局痛みを感じているのは、患者さんなんですから。
だから痛みが出ていないのであれば、かってに自分が反り腰と思い込まない方が良い、人に言われても聞き流す方が良い、と指導もしています。

流行りものに敏感な人たちが、「反り腰」を広げていますが、反対の深腰もあるんだよ、って広めてほしい。ちなみに、深腰は猫背とは少しニュアンスが違います。

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筋肉のためのセラピスト
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