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女性の働き方について思う、自分の働き方を振り返ってみる

衆議院選挙が終わって、最近にぎわせている話題が103万円の壁を178円の壁に、という話。

国としては、税収が少なくなってしまうので、財源はどうするかという話もありますが、103万円の壁はきっと高くなっていくんでしょうね。

私自身、結婚して、子育てをする中で、どのような働き方をしたらいいのだろうと考えてきたこともあり、178万円に引き上げられるのは、喜ばしいことだなぁと思っています。これは、その人の背景により捉え方も違ってくるのでしょうけれど。あなたは、どう考えますか?


共働きは当たり前になったのか

今日、ちきりんさんの放送で、「女性の働き方と社会保障制度」という放送がありました。ちきりんさんは、きちんと数字でものごとを分析判断されていますよね。

私は、最近、夫婦共働きが当たり前になってきたなぁと思っていたのですが、ちきりんさんの放送で話をされていたのは、共働きは多くなっているのだけれど、女性の年収は100万円台が多いのだとか。もちろん、103万円130万円の壁を意識して働く時間を制限している場合もあるけれど、どうしても年齢が上がれば、男性の方が年収が高くなって差が広がるのだと話されていました。

そして、夫婦共働きが当たり前というのは20代、30代半ばくらいまでなのだと話されていて、自分の感覚を変えないといけないんだなぁと思わされました。

私は看護師として仕事をしていたので、同じ環境で働く同僚や先輩たちをみていると、夫婦共働きが当たり前の感覚になっていたりしました。

でも、よく考えれば、子ども関係のママ友たちは、専業主婦やパートの人が大半でした。逆に、正社員、フルタイム勤務の人はほぼいなかったような気がします。私自身も専業主婦でしたし。

私の長男も昨年結婚しましたが、今20代後半、奥さんとは職場恋愛でしたので、同じ職場で共働き、世に言うパワーカップルというやつです。

なので、ちきりんさんのいうことは、やっぱりそうかもねって思えてきました。

私の働き方を振り返ってみる

私は3年生の短期大学を出て、看護師になりました。なので、21歳で正職員として、病院に就職しました。

23歳 結婚、転居して、別の病院に勤務(正職員)。
26歳 仕事を辞めて、長男を出産。
28歳30歳 次男、三男を出産。
この間ずっと専業主婦で、家事育児をしてきました。義父母と同居生活でしたが、義母は子どもは(母)親が育てるもんだと言われ、仕事に行ける雰囲気ではありませんでした。
33歳 三男が保育所に入ったので、パート勤務をはじめました。この時に、資格を取ったり、研修に行ったりしながら、いろんな仕事をした時期ですが、正職員ではなく、パートや嘱託などの勤務形態でした。
38歳 嘱託で働いていた職場で、正職員として勤務。
39歳 夫の仕事の関係で千葉に転居、そのため正職員で働き始めたのに1年で退職。千葉に転居後、専業主婦でしたが9月くらいからパート勤務をはじめました。
44歳 パートで勤めていた病院で正職員として働く。
53歳 仕事を退職し、富山に戻るが、今の病院に正職員として勤務中。

こんな感じで、やっぱり子育ての負担は母親のみになって、生涯収入は激減しましたし、転職もたくさんしていますので、積み上げたキャリアもなく、まとまった退職金もありません。

これは、私自身、共働きをしてきたとは言えないですね。収入がない時は、夫の給料に頼った生活をしていくしかなかったという現実があります。

今現在は、共働きをしていますが、女性は子育てや親のことなど、いろんな制約を受けやすく、不利な働き方になってしまうことが多いですね。女性の働き方ってどう考えるのがいいのかって、難しい問題だなぁと思いますね。男女平等とはいうものの・・・。

これからの働き方

これからは、昭和の時代のように高度経済成長の時代ではありません。だから、20代30代の若い人が将来に不安を必要以上に持たなくてもいいような制度改革をしていってほしいって思っています。

そのための第一歩として、年収の壁の議論が現実となり、さらに現役世代の社会保障費の負担が軽くなるような政策を期待しています。

私の子どもが3人とも20代ですので、切に願うところです。

親としては、子どもが働きやすいようにフォローをしてあげたいって思うのですが、物理的に離れていますし、子どもがすべて息子なので、奥さんに気を使わせないように、あまり出しゃばらない方がいいですよね(笑)。

ってことで、子ども達のことはそっと気にかけながら、社会の変化をみていきたいと思っています。女性が、いろんなことに惑わされず、ちゃんとキャリアを積める世の中になって欲しいなぁと願っています。

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