見出し画像

地方から女性がいなくなるのは何故か

昨日、富山県、地方創生の未来というセミナーに参加したことを書きました。その中で、富山の成長戦略会議について少しふれたのですが、その中間報告で、若い女性の流出阻止が最大の課題という話がありました。

少し前にvoicyパーソナリティの木下斉さんも、女性が地方からいなくなる問題を話していたので、富山県もそこに気が付いてくれていたのねって思いましたね~。

地方から女性が都会に逃げるんですよね、ホント。これは、私自身も身に覚えがありますね(笑)



若い女性はなぜ富山(地方)から逃げるのか

セミナーの中で言っていたのは、男性や高齢者の流出は少ないけれど、若い女性の流出が多いという話。

県内の2023年の出生数は過去最少となる5859人でした。また、県外に転出した女性の数は1115人で、このうち最も多かったのが20代前半の662人でした。

「子育て支援はもうずれてます」70代→40代→60代、人口構造の高齢化 若い女性の流出阻止が最大の課題 富山県 より

若い女性の流出を止めるために、富山県内の企業に対し、「若い女性に選ばれるための努力」が必要だと記事には書いてありますが、それだけで流出が止まるのでしょうか。

もちろん仕事がしやすい環境は望ましい。
だけど、家庭や子育て環境についても、若い女性に選ばれるものじゃないと、やっぱり流出するよね、って思うのです。

私の経験から

私は、石川県の出身で、結婚して富山に住みました。

妊娠してから仕事をやめ、夫の両親と同居、専業主婦になっています。夫は、時々出張がありましたし、関東への転勤もありました。私は、都会の生活に全く興味がなかったし、夫には単身赴任をしてもらいました。

でも、夫のいない義両親、義妹との生活は、だんだんとストレスが溜まり、夫が戻ってきてからも、それは蓄積され、結局2回目の転勤の時は、子どものタイミングをみて、私も一緒に行きました。

つまり、地方から関東への流出です。

やっぱり地域に根付く男尊女卑、そして嫁と姑、小姑との関係に疲れたのが、一番の原因かもしれません。

嫁がやって当たり前 「嫁なんだから」
子どもは母親がみて当たり前 「お母さんなんだから」
家事は女がして当たり前
家のことは嫁(妻)がして当たり前

こんな世間の目、家庭の目みたいなものが、地方での生活から逃げたくなるのかもしれません。

もちろん、周りだけじゃなくて、自分自身もそういう価値観から抜け出せないところもあるかもしれないですけどね。

そして、都会のほうに行くと、人間関係も希薄になりますし、ある意味気楽なところがあるのかもしれません。

地方からの流出を止めるために、労働環境を改善することももちろん大切なことですが、家庭や子育て環境の意識を変えないと、やっぱり変わらないんだろうって思います。

人口減は止められないだろうけれど

人口減は止められないんだろうって思います。

だけれど、生活しやすい環境を作っていくことや、地域が活性化して面白くなっていけば、住まなくても人は集まると思います。

なんとなく感覚で、女性が元気な地域は活性化するイメージが自分の中では先行していますので、少しでも女性が残りたいと思える富山県になったらいいなと、思っています。

そのために、私自身が若い人の考え方を否定しないように、若い人の力になれるようにと考えています。具体的には思いつかないのですが。

私の3人の息子もみんな関東におります。帰ってこないと思っています。でも、将来、2拠点生活みたいに富山の家を使ってくれたらいいなと思って、一生懸命お片付けしています(笑)

いいなと思ったら応援しよう!