人に教えることって、やっぱり技術
昨日、2回目のおわら踊りの練習に行ってきました。1回目は、ほぼ見学って感じでしたが、今回はとても丁寧に教えていただきました。
教えてもらう時に、何人か交代で教えてくれたのですが、同じ踊りでも人により教え方が違っていて面白いなぁ・・・と思ったし、教え方で理解のしかたも変わります。
教えるって技術だなぁと思ったのです。
おわら踊り
富山県で有名なお祭りの一つに、八尾の“おわら風の盆”があります。9月1~3日に開催されています。行ったことはないのですが、おわらの踊りはテレビなどでみたことがあります。
そんなおわら踊りに無縁な私が、なぜかおわら踊りを練習することになりました。
そして、昨日がその2回目だったのです。仕事から帰ってきて、ご飯を食べ、練習に行ってきました。
おわら踊りは、今まで知らなかったのですが、基本の踊りの他にいろいろあるようで、とにかく基本の“豊年踊り”を教えてもらいました。
そして、男踊り、女踊りがあって、どちらを踊るか決めなければいけなくて、なんとなく女踊りを選択。
今まで、盆踊りすらまともにしたことのない私。踊るということに苦手感がぬぐえない私ですが、頑張ってみようと、昨日は3人の方に教えていただきました。踊りなので、体全体を使い手と足の使い方がなかなかうまく出来ない私。昨日は約2時間の練習でつきっきりで教えてもらったにもかかわらず、うまく出来ない私。
自分にがっかりしてしまいました。
教えてくださる方は「同じ踊りだけど何年踊ってもうまく出来ないのよ」と言うのですが、私から見ればどううまく出来ていないのかわからない。踊りの奥深さなんでしょうね。どれだけ踊っても満足できないってことなんでしょうか。
人に教える
50代半ばになった私。さすがに最近は人に教えることの方が多く、人に教えてもらう機会が少なくなっています。
踊りは、自分には全く未知の分野ですので、ホントに一つ一つの動き、それこそ足の動きから教えていただきました。
同じ踊りですが、人により教え方が微妙に違います。踊りの意味をならうと理解がしやすいのですが、その意味と自分の踊りをつなげる時に、うまくいかないこともあります。
そして、教えてくださる方は、みなさんもう体に染みついている感じなので、足の動きも自然にしているのですが、私にはなかなか理解が難しい。頭で理解しようとすると余計にダメなのかもしれないですね。
ただ、同じ動きを教えてもらう時に、微妙に教え方が違っているので、若干混乱する私。やっぱり先生と言われる方の教え方は上手いなぁと感心することもあったのですが、よくよく話を聞いてみると、新しく習う人を1年以上ずっと教えていたことがあるという話をしていて、やっぱり教えるって技術だなぁって思いましたね。
私が習っていると、踊れている人も集まってくるのですが、「この教え方を聞くのがとても勉強になる」と話されていました。
自分が踊ることと、人に教えるというのは、まったく別物なんだろうなと思いましたね。
自分が本当に理解していないと教えられない
ふだん仕事で人に教えたりしている私ですが、人に教えることで自分自身の理解が深まることがあります。
曖昧に知っていることも、人に教える時にはもう一度勉強しなおして曖昧さをなくしてから人に教えたりしています。人に教えるという行為は、相手のためでもあり、自分のためでもあるのかもしれません。
相手がうまく理解できていないのは、逆に考えれば自分の教え方が悪いのかもしれない。そんなふうに自分を顧みることも大切なのかもしれません。
そう考えれば、おわら踊りを習っている時に見学していた人が「勉強になる」と言っていたのは、納得ですね。
さて、私はいつからちゃんと踊れるようになるでしょうか。やり始めたからにはちゃんと踊れるようになりたいので、自宅練習もしないといけないなぁ・・・と考えています。
いつか、ちゃんと踊れるようになりましたと報告ができるよう頑張っていこと思います。