自分の負の感情との付き合い方
日々、生きていると、どうしても自分の負の感情と向き合わないといけない時があります。
出来れば、こころ穏やかに過ごしていきたいし、負の感情はあまり持ちたくはないのですが、どうしても時々負の感情が起きてしまうことがあります。これは、人はみな、自分なりの正義があるからなんでしょうけれど、負の感情が強くなると冷静に物事を考えられなくなったりしますよね。
今の私は、そこまで負の感情に支配されることは少なくなったのですが、過去にはそういう時もあり、時間が解決してくれたり、自分の考え方を変えたりしてきました。どんなふうに自分を変えてきたのか、振り返ってみたいと思います。
自分の負の感情に支配された時
自分が一番負の感情に振り回されていたのは、やっぱり嫁姑関係の問題でしょうか。
夫と結婚して、夫の家族と同居しました。生活スペースもすべて同じの完全同居です。最初は、夫の両親、祖母、妹との生活。そして長男が生まれ、祖母が亡くなり、次男、三男が生まれました。
我が家は農家で農作業がありましたし、子育ては思うようにいかないし、夫は仕事が忙しくてほぼ子育ての協力がないし、姑は朗らかな人ではあったのですが、やっぱり厳しさもあり、嫁に来たのだからと隣県の実家との関わりはいい顔はしませんでした。
夫の妹は、姑と同じで朗らかではあるのですが、いわゆる末っ子の我がままさが残り、家のことは全くなにもせず、食事の時の茶碗すら下げなかったんですよね。洗濯機は回しっぱなしで、私も使いたいものだから、いつも干すのは私。
不平不満はたくさんあって書ききれませんが、子育てのストレスに義妹に対する感情や義母との関係にだんだんストレスが溜まり、ある日、義妹のことで義母と大げんかをすることになります。
これがきっかけで、夫の転勤についていくことを決め同居解消となったのが、約17年ほど前のことでしょうか。ケンカをしてから別居するまで約1年間は必要なこと以外は話もしませんでした。
そうして、千葉での生活が始まって、家族だけの生活を始めた時の開放感ってなかったですね。こんなに気持ちが楽なのかと、自分の好きに生活できるっていいなぁと思いました・・・が、子どもは寂しかったと思いますし、子どもが家の鍵を持つということに慣れなくて困ったり、小さな困りごとはやっぱりありましたね。
私たちが千葉で生活するようになり、別々に住むようになってから、義妹が結婚し、義父が脳出血になって介護状態になり、いろいろと大変だったようです。離れているので、必要以上には関わりませんでした。義妹や義姉が近くにいますから。
そして、義母も年を取りました。はっきりとは言いませんでしたが、戻ってきて欲しいと言うようになりました。
ちょうど、夫も長年勤めた会社を早期退職したり、子どもが3人とも社会人になったりで、夫が先に富山に戻り、その後私も富山に戻りました。それが2年半ほど前のことです。
負の感情との付き合い方
さて、今の嫁姑関係ですが、良好だと思います。
義母も80代になり、丸くなりました。少し、以前のことに対して思うこともあるようですが、はっきりとは言いません。姑としてのプライドがあるのでしょう。
私はといえば、忘れたわけではありません。ただ、自分の中でいつまでも引きずっているのは自分が嫌だったので、同居するときにその負の感情は横に置いておくこと、姑との距離感が近くなりすぎないようにしようと思っていました。
仕事は続けるので、ずっと一緒に過ごす時間はないし、食事は一緒に摂るけれど、それ以外は1階と2階と別で過ごし一緒にいる時間が長くならないようにしました。
今も、義妹が子どもを連れて遊びに来たり、泊まっていったり、義母が義妹の家に泊まりにいったりしているのだけれど、それに対して、「私の時は実家に行くのも嫌な顔された」と思う気持ちも自然に出てきてしまうのですが。
でも、「それはそれ」と割り切ることにしています。義母が泊まりにいけば私も好きに出来る時間が取れるので、良い面もありますし。
私も年を重ねて、感情の処理の仕方みたいなものが少し出来るようになったかなと思っています。
負の感情は持っていい
若い頃は、負の感情って悪いものだから、持っちゃいけない、と思うような気持ちがあって、すごくきれいな感情ばかりを自分に求めていた時があります。
例えば、「結婚したんだから、夫の両親のことは自分の両親と同じように思おう」とか、出来もしないことを思ったりしたものです。そんなことを思うものだから、出来ない感情に自分が振り回されてしまったのかなと、今は思ったりしています。
人間ですからね、負の感情って出てきて当たり前だと思うのです。あとは、その感情の処理のしかたというか、そこを自分なりのルールを決めるとかしていけばいいのかなと思っています。
例えば、「義妹のことについては意見しない」というルールを自分で決めています。それは大げんかの原因が義妹のことについて意見したからだったので、今も義母が義妹のことで困っていることを話してくることがよくありますが、聞くだけにして自分の意見は言いません。出来れば聞くのもほどほどにして話題を変えるようにしています。
夫に腹が立つときも無理に向き合わずに早めに寝るとか(笑)
そんなふうに負の感情はやっぱり時々出てしまうけれど、自分なりの処理のしかたを見つけていければいいのかもしれない、今日はそんな自分の気持ちを書いてみました。
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