知らないことの良いところ
今日は、中秋の名月です。
お月見はしましたか?富山は、雲が多めですが、月はキレイに見えました。仕事から帰ってきた時の月は、低い位置で大きかったのですが、時間が経つにつれだんだん高い位置になり、大きさも小さくなりました。
でもね、月のまわりの雲はなくて、月がきれいなので、ちょっとうれしくなりました。夕食後に、月をみて、義母の買ってきてくれたお団子を食べて、なんとも幸せな気分になりました。
さて、今日は、voicyパーソナリティのなにおれさんが放送していた「知らないこと」を楽しもうという話について、私が感じたことを書いてみようと思います。
「知らないこと」をどう捉えるか
「知らないこと」つまり無知って、どういうことなのか。
グーグル先生に聞いてみると、「知識のないこと、または知恵のないこと」と出てきます。つまり、一般的にはあまりいい意味では使われない言葉になるのかなと思います。
私自身も、知らないことは恥ずかしいことという認識があって、やっぱり知らないことは勉強して知っておこうと思ってしまいます。やっぱりなんでも知っている人間でいたいって、思ってしまいますからね。
そんな「知らないこと」を面白い捉え方をしていたのが、なにおれさんの放送だったのです。
知らないことから、知る、という時に喜びだったり感動があるよねっていう話をしていたように思います。例えば、初めて読んだ本の感動は、やっぱり初めて読んだ時だけ。2回目に読んだ時は、もちろん2回目の楽しみ方があるけれど、やっぱり初めての時の感動は得られない。
確かにそうだよなぁ・・・って思ったのです。
「初めて」を楽しむ
年齢を重ねていくと、だんだん初めてのことが少なくなってきます。でも、常に、新しいチャレンジをしていくと、初めては身近になってきます。
私の最近の初めては、初めて読んだ本や、初めて行ったお店。初めて会った人との会話。そして、はじめてのおわら踊りの体験。仕事では、今日から電子カルテが導入され、使い始めました。
小さなことでも、初めてのことは小さな感動があります。
来月は、初めての山口県の旅行を計画しており、ワクワクしています。
そんなことを考えていたら、知らないことも悪くないかもと思えてきました。知っていたら感動が薄れちゃいますからね。
初めてだからわかること
少し、話は逸れるかもしれないですが、転職して職場が変わった時に感じたことを書いてみようと思います。
私は、千葉県の病院で14年ほど勤めていました。ある程度、責任のついた仕事を任されていましたし、仕事も楽しかったのですが、家庭の都合で2年ほど前に退職し、富山県に戻ってきたのです。
そうして、しばらくの就職活動ののち、今の職場に勤めはじめました。仕事内容は大きくは違わないのですが、やっぱり病院の規模だったり、役割だったり、地域性も違いますので、私も頭の切り替えが大変だったように記憶しています。
職場になじむのに少し時間がかかりましたが、転職したばかりの目でみているからこその改善点が見えてきます。例えば、前職の経験を生かして考えられる業務改善などがありますが、これは今の病院でしか働いていない人には思いつかないこともあるかもしれません。
転職してくる人の新しい視点って大事じゃなかなって思うのです。他を知っているからこその視点というのでしょうか。
でも、そんな入ったばかりの職員が声を出せるところはなく、また、求められてもいない。ここは少しづつ時期を見計らってと言う感じですが。
転職者だからこそ、気付ける視点ってあるよね、という話でした。
「初めて」は悪いことではなく喜ばしいこと、そんなふうに考えて「初めて」を楽しめるように生きたいなと考えています。