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仕事の早い人、遅い人は何が違うのか?

今日、仕事から帰って玄関に入ると、家が灯油くさいんです。
「なんで?」

どうも、夫が玄関で灯油を入れていて、かなりこぼしてしまったらしい。
ただ、石油ストーブの給油をしたかっただけなのに、その後の掃除とかで大変な目にあったらしい・・・自業自得(笑)


丁寧さがないと、余計に時間がかかる

我が家は、玄関の一角に灯油のポリタンクを置いているんです。
ポリタンクに入ってる灯油が少なくなっていると思った夫は、ポリタンクを傾けて入れていて、そのままポリタンクを倒してしまったらしく、玄関を灯油まみれにしてしまったようです。

詳細はよくわからないですが、要は不注意です
多分、ちょっと楽をしようと思って、余計に大変な目にあったというやつです。

普通に“灯油を入れる”という行為は、誰がしてもかかる時間は大差ないと思うのですが、結局、失敗すると“灯油を入れる”という行為以外の行為に時間がかかることになります。

灯油を入れる=3分
灯油をゆっくりのペースで入れる=5分
灯油を入れる+後始末=30分

灯油を入れるのにかかる時間を考えてみる

夫の失敗・・・それも灯油をこぼしたくらいのことをネタに、記事を書いていることに、少し罪悪感を感じつつ、話をすすめます(笑)

要は、物事をする行為自体は、誰がやってもかかる時間はかわらないけれど、前後にかかる時間によって全体の時間が大きく変わるってことなんじゃないかな。

だから、一つの行為に集中して、少しくらい遅くても、一つ一つ丁寧にすれば、すごーく時間がかかるとか、仕事が遅いとかはないんじゃないかな・・・って思ったんです。

近道をしようとして、余計に遠回りになるってことです。

私が新人の頃の話

私が、看護師になって4年目の時に、NICU(新生児集中治療室)に配属になりました。私は、決して仕事が早い方ではありません。

でも、焦ってミスをすれば命に関わる仕事です。

その日も、状態が悪くなってしまった赤ちゃんの処置を、先生とマンツーマンでしていました。その処置は、一般的には難しく少し時間がかかる処置で、私はそこにつなげるルートを作っていたんです。

ルートを作る時に気をつけることはルート内に気泡を入れないようにすること。そのため、慎重に時間をかけて行う必要があります。焦って早くしようとすると気泡が入ってしまって余計に時間がかかってしまし、危険なのです。

その時に先生に言われた言葉
「時間がかかっても大丈夫だから、落ち着いてやろうね」

焦って失敗するより、その方がましだと思ったのでしょう。
でも、その先生はすごく腕のいい先生で、人を焦らせないんです。腕がいまいちの先生ほど、怒鳴るんです(話が逸れました・・・)。

焦ってバタバタするより、丁寧にしっかり一つ一つする方が早くできるよと習わせてもらった経験です。

結局、その時は、先生が一発で処置を成功させて、私が先生を(子どもを)待たせることになってしまったのですが、「大丈夫だから落ち着いて準備して」としか言われませんでした(神のような先生です)。

救急の現場でよく言われる言葉に、「緊急時こそ、落ち着いて、慌てない」があります。まさにそうだなぁって思うんです。

段取り8分、仕事2分

「段取り8分、仕事2分」という言葉は、実は義母から教えてもらった言葉なんです。仕事前の段取りで仕事の8割は終わっている、準備の大切さを現した言葉です。

義母は、結婚してから、田んぼや畑、家のこと、子育てなどいろんなことをしてきた人です。そんな中で、培ってきた言葉なのでしょう。

確かに、仕事をやみくもにやるのではなく、準備をしっかりした仕事はスムーズにできることが多いですよね。あれもしなきゃ、これもしなきゃと、頭でばかりぐるぐる考えているのではなく、する順番や事前に準備することなど考えておけば、実際はそれほど時間がかからなかったってことも多いはず。

仕事を早くするために大切なこと

いろんな意見があることを踏まえた上で、自分が思う仕事を早くするために大切なことはこの2つ。

  • 慌てず、焦らず、集中して一つのことを行うこと。

  • 準備、段取りをしっかり行うこと

もちろん、早いだけじゃダメなんですが、無駄なく丁寧に、早くできるよう心掛けていきたいものです。

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