共通テスト漢文。/大学受験のリアル
「心と技術で志望校合格」大学受験コーチふちおです。
本音の志望校合格を目指す高校生、そしてその保護者さまを応援するために「問題を解く技術」と「心の扱い方」についてお伝えするブログです。
■2024共通テストまで「あと45日」
今日は2023年11月28日です。
「あっ」という間に共通テスト本番がやってきます。
受験生にとっては、共通テストに向けて「今まで優先順位の低かった」科目に向き合い始めたことで不安になる、そんな時期かと思います。
そして、ご多分にもれず私の周囲の受験生からの相談も増えています。
そうです。
「漢文」です。
■国立理系志望にとっての「漢文」
圧倒的な優先順位「最下位」科目、だと思います(笑)
先日も、国立理系志望の生徒から「漢文」の相談を受けました。
「点数安定させたいです。どうすればよいですか??」
まず、
①生徒に初見で問題を解いていただき
②その後、私も同じ問題を生徒の隣で「初見」で解き
③私が「どこを見て、どんなことを考えて、どんな風に解いているか」を生徒に見ていただく。
そこで感じたことや知ったことをを、今後の演習や復習に活かしていただきたい。
そんな想いで生徒と話をしました。
■「漢文を読み、解く」とは?
まずは、何より「基礎知識」は必須です。
・学校ワークでも
・市販の参考書でも
なんでもOKです。まずは、「1週間」をめどに一気に終わらせましょう!
※「どの参考書がよいですか?」ともし聴かれれば、この1冊をおススメします。共通テストで必要な基礎知識が「網羅」されています。
さて、今回話をした受験生は、この参考書をすでに終わらせて「基礎知識」(句形、語法など)はある程度「インプット完了状態」でした。
私が問題を解いている横にいていただいて質問を投げかけても、「私より基礎知識をたくさん覚えられて」います。(さすが受験生です!)
ただ、一緒に問題文を読み進めていくと、知識で劣る私の方がより深く「文章の状況」を正確に読み取れている印象です。
何が違うのでしょうか…??
一緒に問題を解く過程で感じたことを列挙します。参考になることがあればうれしいです!
事前に状況を把握してから、文章を読み始める(登場人物の相関図を簡単に書く、地図をイメージするなど)
「注釈」を最初にさっと読む
設問を最初にさっと読み「何が問われそうか?」を予想する
「誰」の発言、「誰」の行動なのかを簡単に確定しない(「~かも知れない」で読む)
「分からない文」「分からない箇所」がどこかを正確に把握しようとする
「解釈」できなくなった箇所があったら、その先を一気に読んで「全体」を把握してから、また戻ろうとする
「文章」と「設問」をいったり来たりしながら、自分の「解釈」のずれに気づこうとしている
「どこの文で自分がうまく解釈できなくなったのか?」を把握し、その部分を解釈できるような箇所を「本文」(もしくは設問)から探し出そうとする。(文章「全体」と「部分」を行ったり来たりする)
非常に抽象的なリストで申し訳ないのです。
ただ、漢文の問題については必ず「解釈が難しい一文」が入っています。
逆に、その一文の解釈が通ると「全体の状況」が見えてきて「正答率」が上がります。
そのような、「クリティカルな一文がどれなのか?」が見えてくるようになると漢文に強くなれます。
そして、その一文が見えてくるようになるポイントは、
①そもそも「漢文の基礎知識」がある。
②文章を読む前に、リード文・注釈・出展などから状況をイメージする。
③読解中に「解釈」につまったらチャンス。まずは全体をさっと読んで、その場所を「解釈」できそうな根拠を本文から探す。
これらになると考えています。
一言でいえば、
「俯瞰する力」です。
「鳥の目(俯瞰)」と「魚の目(具体)」を行き来する過程で、必ず「正しい解釈」が見えてくるはずです!
※とはいえ、受験本番まで時間も少ないです。先ほどの生徒には、「1~2週間の短期集中で、漢文の問題演習と復習を6~10セット連続でやれば10点くらいはすぐに伸びる!」と伝えています。(今までの生徒を見ていても、これは「事実」です。短期で同じことを繰り返すことで「勘所」が見えるのだと思います!)
一人でも多くの高校生が「いい受験だった。」と受験期間を総括できることを心から願っています。それでは、また次回!
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