「統計的な推測」/大学受験のリアル
「心と技術で志望校合格」大学受験コーチふちおです。
本音の志望校合格を目指す高校生、そしてその保護者さまを応援するために「問題を解く技術」と「心の扱い方」についてお伝えするブログです。
■2025年 共通テストに向けて
何かと毎年話題の中心となる「数学」
2025年も「大きな変化」があります。
今まで) 数学ⅡB 60分
→2025年から) 数学ⅡB「C」 70分
「数学C」が増える。
ここが一番大きな変化になると思います。
そして、それに伴い
「選択科目」も以下のように変化します。
では結局、
「自分の受験にどう影響するのか?」
これが大切です。
多くの国立志望者(文理ともに)にとって
3科目中の2科目は「数列」「ベクトル」で決まると思います。
そして
「残り1科目をどうするか?」
ここが考えどころになります。
国立「理系」志望は「平面上の曲線と複素数平面」になると思います。
問題になるのが国立「文系」志望です。
「統計的な推測」を選ぶか?
「平面上の曲線と複素数平面」を選ぶか?
非常に悩ましいところです…
■「統計的な推測」が現実的であるが…
国立「文系」志望者であれば、
「統計的な推測」の方が複素数平面に比べて
・その単元にかける勉強時間と
・実際に獲得できそうな点数のバランス
が良いように感じます。
ただ、
1つ大きな問題があります。
それは
「統計的な推測で受験した講師がほぼいない事実」です。
大学入試における講師は「現役大学生講師」が多く
彼ら彼女らは「統計的な推測」を受験で使っていないです。
※そもそも「学校で履修すらしていない」ケースがほとんどです。
つまり、
「講師自身も学ばなければ教えられない」のです。
さらに、
自分の受験で実際に解いていない単元なので
「解く際のポイントや優先事項が分からない」状態です。
「統計的な推測」を選択するリスク。
それは、
「自力でやる」必要が非常に高い点にあります。
(「経験値」にもとづいた指導ができる人財が「少ない」のです…」
■で、実際に「学んで」みた印象
今、塾の講師と一緒に
私自身も「統計的な推測」を学んでいます。
①この本を「通読」して概要を頭に入れながら
②これで問題演習。
③その後、「共通テスト」の過去問や、過去模試の演習
といった流れになると思います。
まずは、
①の「概念理解」を進めている印象を記します。
高校数学レベルでは「そもそも仕組を理解できない」箇所が多い
→結果、「そういうもの」として暗記でカバーする必要を感じる「帰納的」な考え方の多い学問である印象
→今までやってきた数学以上に「ゴールから逆算」思考が必要とにかく「慣れない」概念が多く「何となく理解」なりやすい。
(別の数学分野と結び付けて理解がちょっと大変な印象)
結果、
「根本理解」より「演習量」を重視し、
そこから「問題を解くため」の法則を抽出する。
これが「統計的な推測」の
効率的な必勝法となりそうです。
※個人的には「好きな方法」ではないのですが、他科目とのバランスを考えると仕方ないかも知れないです…
おそらく、
最低限「12回」以上の共通テストレベル問題の
・演習と
・本気の解きなおし
を繰り返すことで、ようやく「根本理解」に近い何かが見えてくるかもしれないと感じています。
他の数学単元が
①まず概念の「根本理解」(そもそも何を言っているのか?)
②演習
③復習で「理解のずれ」を修正
④演習を繰り返し「理解」「解き方」を定着
が大きな流れであることに対して、
「統計的な推測」は
①ザクっと「概念」を抑える
②とりあえず「演習」
③復習で「こういうことなのか…??」を把握
④再度、演習を繰り返すことで「理解」が見えてくる
といった「逆の流れが正解」になるかもと感じています。
まずは、自分を使って「人体実験」をしてみたいと思います!
※もしあなたが
①「根本理解」を大切にする方
②「三角関数」が嫌いではない
③「図形的理解」が好き
であれば、「複素数平面」を選ぶことをおススメします!
一人でも多くの高校生が「いい受験だった。」と受験期間を総括できることを心から願っています。それでは、また次回!
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