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備忘録的な紐付け知識学 ~三日坊主頑張る編~ しょの7

 ぼろ鳶シリーズで、一番のお気に入りは、主人公松永源吾の奥さんの深雪さんです。
登場人物全てがキャラクターが立っていて魅力的なんですが、特に深雪さんのキャラがとっても魅力的。(魅力的2回言っちゃった)
田沼意次のファン。〝勘定小町〟と呼ばれていて、並の商人では太刀打ちできない程に 経済に明るく、自宅で開かれる火消会議で食事を提供するのですが、独自の価値観・論理により 火消連中は元より 夫の源吾からもお金を徴収します。かと言って守銭奴と言う訳ではなくて、使うべきところでは、惜しみなくお金を出します。 武士の妻と言った感じじゃなくて、今の時代にいそうな奥様です。
 で、深雪さんが
「○○さんは、お食事に加え番茶が三杯で四十五文、△△さんはお食事と番茶一杯でですので三十五文になります」
と言う訳なんですけど、現在の価値にしたら幾らぐらいか。

 まず、江戸時代は4進法であると言う事。
現代が、10円玉1枚と1円玉10枚が同じ価値だとすると
江戸時代は、1分1枚と1朱4枚が同じ価値です。
なので、1両は4分に相当し、4分は16朱、文で換算すると1両は4000文だそうです。
1700年代、1両13万円として1文は、13万円÷4000で、32.5円。
なので、深雪さんは○○さんから1462・5円、△△さんから1137・5円お代を戴いたことになります。(合ってる?合ってるよね?)
 因みに、お蕎麦一杯16文で520円、銭湯入浴料が5文から12文で162・5円~390円、床屋代が30文なので約975円くらいです。
まぁ、時代によって貨幣価値は変わってますから一定でと言う訳ではありませんが、1700年代はそんな感じだったと思います。
 するってぇと何かい?
雲霧仁左衛門が5千両盗み出したとすると、6億5千万円盗んだって事です。
そこから、必要経費5百両、次のお務め準備金5百両抜いて4千両。
仁左衛門含め20人で仕事をしたとすると、
4千両=5億2千万円で、20で割ると一人当たり2千6百万円だけど、仁左衛門と幹部連中が多めに取るから、仁左衛門が1億円くらいで、幹部が3人として一人当たり5千万円で、配下の16人は一人当たり1千6百87万円くらいかな。

 江戸時代のお金に関して、江戸時代は、金 銀 銅の三貨制度で統一されてます。「金貨」「銀貨」「銭」で細かく分かれています。
何かメンドクサイ話しです。沼にハマりそう。
次回に書きます。

そんな無理しなくて良いですよ。