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越えなくてはいけないもの

久留米市北野町にある大丸眼鏡商会は、北は北海道、南は沖縄まで日本各地への眼鏡類販売を中心としている卸売り会社です。
小郡で創業した同社では同郷である、モトクロスバイクの能塚智寛選手のスポンサー企業を務めています。また、地元久留米で行われる筑後川マラソン大会では会場にて出店しランナー達の力強い走りを支えるなど、アスリートをはじめとして“快適・知的・安心・個性”をモットーにみんなの“視生活”をサポートしています。
沢山の眼鏡と能塚選手応援グッズに囲まれた事務所で、代表取締役社長の鍵田康策さんにお話を伺いました。
 
鍵田さん―「ここでは倉庫内でパートさん達が受注書を片手に、昔ながらの手作業で商品の出荷作業をしています。事務や出荷作業を担うパートさん達は9時から15時までの勤務。これまでシフトを組んだことはなく、休みは自由に取ってもらっています。主婦の方にとってはご家庭の事情に合わせて働きやすい環境だと思います。そのかいあってか、勤続30年のパートさんもいます。
営業チームは、月の半分は日本各地の取引先店舗へルートセールスに向かいます。売上目標をクリアすれば直行直帰も可能です。こなすべき目標値をクリアできてさえいれば、うるさく言う事はありません。自由度は高いと思います。」

毎日の出荷作業でシフトを組まなくても業務がこなせているのはよいチームワークの成せること。
そのチームワークの秘訣は、従業員の働きやすさに目を配り素早く改善策を立てるなど働くみんなを思う心があるからだと感じました。

コロナ禍明けの課題

鍵田さん―「休みを自由に取っていいとはいえ人手不足もあり、パートさんからは『このままでは休みを取りづらい』という声もあります。労働力を担保していきたいのですが、コロナ禍以降、求人への反応がいまいち。今までにないことです。
また、営業職でもお子さんを抱えたシングルの方は数名いて女性も歓迎ですので、今後は出張なども調整が必要になってきますね。」


求人誌掲載だけでなく店舗に貼りアピール!


経験したことのないコロナ禍。従業員の安全に気を配りながら売り上げを維持しつつ経営していく事に必死になっていた鍵田さん。求人募集をかけても人が集まらない、これまた経験したことのない状況に困惑しています。


人生は小さなガッツポーズの積み重ね

鍵田さん―「働きやすさは雇用側だけが作り出すものでなく、働く人も自ら作り出せる。
長い労働時間を『仕事をする』だけで終わらせるのでなく、達成感や自分の成長を積み重ねていく時間にしてほしいとみんなに伝えています。それぞれのペースがあるので、自分なりの目標を設定して自分なりに達成しながら、働く楽しみを感じてほしい。人から言われて与えられた仕事をただこなしていくだけでなく、小さなガッツポーズを積み重ねていかないと面白くないでしょ?
誰かに認めてもらう為には越えなくてはいけないものがある。認めてもらったことを次のステップに繋げていく。その繰り返しです。」

従業員へ、成長力を高める時間を過ごしてほしいと願っていらっしゃる姿が印象的でした。
『共学・共育・共栄』の企業理念に基づき、鍵田社長は今日も愛を込めてみんなを鼓舞します。


愛言葉は「生産性をあげろ!」




同社からのメッセージ

出荷パートさん、営業さん募集中!


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