覚悟と覚悟、決意とスタート。
2024.7.12 スターダム
エディオンアリーナ大阪大会に行って来ました。
大会観戦や配信を見る度にSNSで一言感想を書いて
楽しかった試合の歓びの余韻を長引かせる
そんな遊びをしているのですが
今日は余韻を長引かせると言うより
この想いの炎が小さくならないうちに
今の気持ちを書いておかなければという感情が
理性を支配したので今から少し思いを書きます。
セミファイナル
スターライト・キッド VS 天咲光由
欲望の塊、それが私の大好きなSLKである。
ヒールに徹する事だけが欲望の塊なのか?
答えは否。
大江戸隊を追放となりこれからの事を深く考え
何がしたいのか、何をするべきなのかを
長い期間かけて見極めを行った。
これも本当の意味での欲望の塊だと思う。
そしてこの判断は本気の覚悟がないと出来ない。
これまでの道程で得た経験値は
これからのSLKを絶対に裏切らない。
デビュー前から将来を期待された超新星の天咲。
クィーンズクエストの末っ子として
ユニットを愛しメンバーを愛した天咲にとって
QQ強制脱退という事実はとてもツラく重い。
但しプロレスラーはどんな逆境や絶望的な状況でも
最後にはそれを乗り越えなければならない。
そして今、その乗り越えた先の光が光芒となり
道標になっている。
後はそれを信じる覚悟と勇気だけ。
そんな二人が気持ちをぶつけたシングル戦。
序盤はクラシカルなグランドの攻防。
その中で天咲への徹底した足への攻撃が目立つ。
そして試合が熱くなり出してから
互いの気持ちを確かめ合うようなエルボー合戦。
さぁ来い!
行くぞ!
もう一丁来い!
そんな心の声が聞こえてくる様なエルボー合戦から
互いの技を出せば必死に防がれ未遂に終わる
我慢の試合展開となる。
そこで効いてくるのは序盤の足への攻撃
踏ん張りの聞かない足を攻める事で
ペースを掴んだSLKが黒虎脚殺で勝利。
終わって見れば確実にキャリアの差が出た試合。
それはそのまま今の天咲の課題でもある。
天咲光由はこのまま悲しみと寂しさと共に
埋もれていく様な存在では無い。
決して楽な道じゃ無いけど新しいスタートを切り
前を向いて頑張ればその先で
テッペンに咲くレスラーになれる存在なのだ。
シングルを希望したのは天咲で
何かを感じ取りたかったのだと思うが
SLKそれをしっかり試合で伝えた。
それを受け取り決意した天咲のユニット入り。
AZMも加わりもうすぐすずも帰って来る。
総じて年齢が若いがプロレス界というものに
数秒でも無駄にしていい時間なんて無い。
新たなユニットの出発である。
この先、険しい事も多々あると思うが
その先に5人の求めるものが必ずあるから
それを掴み取るまで突き進んでほしい。
そしてその姿を見て我々はまた胸を熱くしたい。