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11月29日浅草演芸ホール(昼席トリ~夜席)

(落語家さんの継承は略で)

昼席のトリから入場しました
・種平:鰍沢 三平さん弟子としてこの大ネタ。凍える寒さと逃げる必死さがこちらまでよく伝わりました。

夜席
・市悟:たらちね 市馬さんの弟子らしいしっかりとした口調でした
・美麻:ん回し 田楽がほんとうにおいしそうでした。
・こみち:紙入れ 嫌な女性を演じるとピカイチです。畳み込むような口調は見ているものを引きつけます。
・岡大介:カンカラ三線 懐メロは客層に合っています。
・馬吉:真田小僧 先月まで前座さんとは思えない風貌と口調でした。期待値大です
・圓菊:熊の皮 圓菊襲名後に初めて拝見しました。
・猫八:色物としての軽さと風貌が両立しています。
・馬石:動きが大きいネタもしっかりとこなす。さすがです。「まくら」にあった隅田川沿いにある「馬石」を今度見に行きたいです
・歌武蔵:ぼやき酒屋 最近は漫談が多かったですが、ネタもやはり引き込まれます。嫌な客と応戦する店主、目に浮かびました
・にゃん子金魚:今日の「お酉さま」に合わせて金魚先生の被り物は「熊手」、見ているだけで楽しくなります。
・小袁治:紀州 中トリとして歴史ネタなのにさらっとこなす。ベテランの上手さを感じました
<中入り>
・はな平:看板のピン 中入り後のざわざわ感を落ち着かせてくれました。親分をまねるとろい若者がとてもよかったです。
・茜:幸せの黄色い旗 中年のいじけたバスガイドさんが茜先生と等身大に見えてきてしまいます。新作講談もいいですね。
・世津子:マジック 軽く済ませてつないでいます。
・一朝:芝居の喧嘩 茜先生の新作→マジックから自然と江戸の芝居小屋にもっていく一朝師匠の腕はさすがです。
・雲助:町内の若い衆 一朝、雲助と続けて見られるのは至高の喜び、一朝師匠とは打って変わって江戸の滑稽な笑いを届けてくださいました。
・あずみ:三味線漫談 笑顔、声、噺のすべてがよいです。ぺー先生のエピソードトークなど交えて軽く演じて自らの師匠につないでくれています。
・たい平:粗忽長屋 はとバスの方もいらしたので鉄板の笑点ネタから粗忽長屋へ。粗忽な二人を見事に演じ分けていました(せっかち粗忽とぼーっと粗忽)。よく知られた古典落語ですがこれほどの笑いをとれるのはやはり話芸がなすものだと思まます。
しかも死体を持ち帰った後の長屋での葬式までの噺でした。粗忽長屋の「自由なアレンジ」を初めて聞いたのは立川談笑師匠でしたが、葬式までの「粗忽長屋」は最近は主流なのでしょうか?

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