血まみれの3限目

暑い、とにかく暑い。
まだ6月上旬、始まって1週間弱だというのに今日の気温は31度だ。
2限目が終わり、約50分程度の昼休憩の間に散歩に出てみたはいいものの、すぐに帰りたくなった。

別段、書きたいことがあるわけではない。
ただ、いつもと違う「面白いこと」があったから、何となく筆をはしらせている。
さて、どうやってその「面白いこと」まで筆をもっていこう。腕の見せどころと言ったところだろうか。

とりあえず、散歩の概要から…。
散歩コースは大体決まっている。西大路を上るか、下るかのどちらかだ。
今日の目的は牛乳。安いのは業務スーパー。
大文字を背にして西大路を下った。
目的地に着いて自動ドアが開くと、冷気が流れ出てきた。夏を感じる。
散歩に行く時、遊びに行く時、冷気を求めてどこかしらのコンビニに入るのは夏の風物詩といっても過言では無いだろう(いや、私だけかな…?)。
ずっとそこに留まっていたい気持ちを抑え、帰路に着く。3限に間に合うように少し急ぎ足。
無事にたどり着き、暑さとの戦いの戦利品、カフェラテにストローを通してzoomを繋いだ。
ここまでは、ただの大学生の何でもない水曜日だ。

しかし、事件は起きた。
3限も中盤、ゲストの話に耳を傾けながら画面とにらめっこをしていると、何となく鼻に違和感を覚えた。気温は31度、部屋は閉切り扇風機も回していない。まあ、当然といえば当然の結果だろう。

鼻血が出た。

もともと鼻が弱いので、鼻血くらいじゃあそんなに慌てないし、別段面白くもない。
しかし、やつは片鼻にとどまらなかった。
右鼻を押えていたら、左鼻にも嫌な感じがしだす。
まさかと思いつつ、恐る恐るテッシュを運ぶと、やつはでていた。

真っ赤に染まるテッシュたち、流れでる嫌な汗、全然入ってこないゲストスピーカーの話。

つい30分前までは「ただの大学生の何でもない水曜日」だったのが、一瞬にして「血まみれの3限目」というタイトルに変わった。
気分は最悪だ。貧血気味でクラクラするし、この後の授業は語学、1回は必ず発言しなければならない。
重い気持ちを抱えつつパソコンを開くと、暗い画面に自分の姿が映った。鼻にティッシュをつめこんでzoomに参加する姿。しかも両鼻だ。なんともマヌケな風貌に思わず笑ってしまった。

一人暮らしだと、こんなマヌケな出来事を共有できるひとがいないのだ。だから、思い立って、noteを書いている。

noteがなければ、結局、「ただの大学生の何でもない水曜日」で終わっていたと思う。なんだか、毎日ネタ探しをしている気分だ。何でもない水曜日にもタイトルがつけられるのだから、書くことはやめられない。

さて、結局のところ何の話がしたかったのだろうか。こんなにも一貫性のない記事を書くライターは私ぐらいな気がする。練習だと思って大目に見てほしい(スミマセン)。

とりあえず、今日は「血まみれの3限目」だった。

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