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受験の直前になると、
精神的にギリギリになる方が少なからずいらっしゃいます。


その結果、
お子様が癇癪を起こして手がつけられなくなったり、
チックになったり。


(そうやって目に見える形で出てくればよいけれど、
出ないからといって安心、というわけでもありません。
後から出てくる場合もあるので、注意深く観察する必要があります。)



そんな時に考えて欲しいのが
なぜ受験をするのか?ということ。


私自身の話しをします。


自分のお腹に命が宿ったと知った時、
初めて小さな身体を抱いた時、

自分を選んでお腹にきてくれただけで、
この世に生まれて来てくれただけで
感謝の気持ちが溢れました。

それだけで100点満点だった。

それなのに大きくなるにつれ、
できない所に目がいくようになりました。


他の子は寝返りしているのに
どうしてうちの子はまだできないのだろう。

他の子はお喋りしているのに
どうしてうちの子はまだ話せないのだろう。




受験を始めると
さらにあれこれ求めてしまいました。


背筋を伸ばしてご挨拶できないと、
怒りがこみ上げたり、

まえにやった問題が解けないと
イライラしたり・・・。


子どもを責め
子どもをきちんと導けない自分を責め・・・。


正直、受験をさせる事は
子どもに苦しみを与えることなのかな?

と思ったりもしました。


子どもを型にはめるようで、
私がやりたかった子育てはこれで良いのかな?
と思ったりもしました。


でも、我が子の受験を経た今、思うのです。

受験は全部
子どもを幸せにするために、やっている事
なのです。


学校に入る事が目的なのではなく、

幸せに生きるためのプロセスにしかすぎません。


本当は勉強なんてしないで、
ただただクタクタになるまで

公園で駆け回っていたい。
心ゆくままに遊んでいたい。

子どもはそう思っているかもしれない。

だけど幼いながらも

親が自分を幸せにしたいと思っていると
分かっているから、

我が子は頑張っているのです。


大好きなパパとママが
幸せへの道を導いてくれていると

本能的に分かっているから
付いてきてくれるのです。


頑張る我が子の小さな背中に
胸がいたくなるときもあるかもしれないけれど、

それは人生においては一瞬の事。

その先には絶対に素敵な出会いが待っているから、

あと一息、家族で力を合わせて行きましょう。


全ての受験生が
幸せな受験を経て、
幸せな子育てができるように

心から応援しています。

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