インドの別名Bharatバーラト(バラタ)について🇮🇳小話
インドが国名を変えるというニュースが一年前に世界を駆け巡った。India からBharat バーラト、バラタ(भारत)という何とも日本人には表記しがたい印象である。今回は、このバラタの語源の由来に触れてみたい。
この地名は、約三千年前に北インドへ移住してきたバラタ族にちなんで名付けられたのが始まりで、アーリア人であるバラタ族の住む土地、「アーリア人の土地」とも呼ばれた。
南インドを指すかつての言葉について言えば、東南アジアのいくつかの国では今でもJambu dweep(ジャンブー・ドゥエップ)と呼ぶ地域もある。ジャンブー(という果物)、ドゥエップは大陸を意味する。
その昔、シンドゥー川が「インダス川」とギリシャ人によって誤って発音され、この土地はインドと呼ばれるようになった。Ind+ia(iaはギリシャ語で土地を意味するので、インドネシア、スロベニア、ロシア、マレーシア、インディアなど、多くの国の名前が「ia」で終わる)
また、ペルシャ人はインドを「シンドゥー」と呼び始めたため、中東と中央アジアでインドがヒンドゥスタンと呼ばれるのはそのためである。ヒンドゥ+スタン(ヒンドゥー教徒の国)。つまりヒンドゥー、インド、ヒンディーはすべて、現在インダス川として知られるシンドゥー川に由来した言葉である。
シンドゥ = インダス川(サンスクリット語でサンディ)
ちなみに「シン」という言葉は、中国を意味するサンスクリット語のチンから来ており、北の土地を意味する。
こうして明らかになったことは、日本語における「支那」の語源はサンスクリット語ということである。
インドから見て「北の土地」を意味する言葉が日本語として使われてきた由来を見ても、日本文化における視点の軸はインドにあるのかもしれない。
ー北インド人の呟きを参考にー
(見出し画はマス_ユキさんから拝借🙏)