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【わたしのジョブ・カード】14,手に入れた安定から自己実現への選択

2019年12月、キャリアコンサルタントの資格は取れました。
相変わらず、X社で勤務は続けていました。
目標は達成したものの、今度は次のアクションが見つからなくなっていたのです。

どの資格でもそうですが、資格を取ったからと言ってすぐに
仕事にありつけるとは限りません。
増して、キャリアチェンジともなると大幅に減収となります。
なので、取ったはいいが踏み出すきっかけがありませんでした。
X社を辞めるつもりも全くありませんでした。

翌年、世界中を大混乱に陥れた事件が起こります。
COVID‑19 新型コロナウイルス感染症騒ぎです。
なにやらおかしな風邪が、流行りだしたというのです。
世の中全体がおかしなことになりました。

しかもこの年母親が入院し、父の介護が始まってしまいました。
父の介護のために毎週火曜日、午後から休まらければならなくなりました。

仕事も、これまで情熱を注いでいた業務が休止となり、全く取り組んだことがない業務に取り組まなくてはならなくなりました。追い討ちをかけるように、X社も大きく変革すると発表されたのです。
翌年から、X社はなくなり親会社と一本化すると。

大きな大きなうねりが私の心を襲いました。
変わらなければならないと、思い始めたのです。

母は、手術も無事終わり、父も落ち着いて生活でき始めたころ、
転職を意識するようになりました。
その時点で、明確なロードマップ(目標)を描きました。
これまで、自分が経験し苦労した事を活かせること。
迷わないために、自分なりの軸をしっかり持つこと。
当面の生活を維持できることなどを考えていたと思います。

動く限りには、自己実現できるようにと。

まず、早期退職制度を使って転職を試みる。
早期退職制度を使えない場合、転職はしない。
転職するのなら、キャリアコンサルタントの資格が活かせるところ。
その時選ぶ基準は給料では選ばず、業務の内容を重視する。
とにかく、飛び込んでみて経験を積むことを優先する。

果たして、年末に近い11月に早期退職制度の案内が出ました。
これは毎年実施されるわけではなく、この年は実施されないと聞いていたので
発表があったときは驚いたものでした。

そうなると、自分が描いたロードマップに沿って行動を開始します。
早速、早期退職制度に申し込みました。
時には早期退職を認められないということも聞いていたのですが、
このコロナ過の中で、わざわざ動こうとする人も少ないだろうと思っていました。
後から聞きましたが、やはり定員割れしていたそうです。

ということで、早期退職制度を使って、退職できることになりました。
いよいよ、50代の就職活動の始まりです。

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