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淡路島

昔、祖父母を含めた家族で淡路島に行ったことがあります。淡路島は京都から近いということもあり、定番の旅行先であったため、東京の祖父母を招いて旅行しようという算段でした。夜は、海鮮のコースということでみんな楽しみにしていました。夜ご飯は木の家具で彩られた温かみのあるレストランでした。灯はガラスでかなり綺麗でした。
コースが始まりました。突き出しが来ました。美味しそうなお刺身でした。突き出し食べ終わりました。いくら経ってもお父さんのビールと私のオレンジジュースだけ来ません。来ません。来ません。店員を呼びます。謝られます。店員小走りで来ます。コースの最後のデザートが来ました。突き出し、デザートが来ました。お父さん怒ります。だってコースが突然終わったんですから。でも、ビールとオレンジジュースが来ません。デザートが下げられ、煮付けが来ました。おばあちゃん煮付けに感動し、店員を呼びます。祖母「こりゃ猫もまたがんわ〜」店員さん「はい?」祖父「美味しすぎて、猫が立ち止まるくらいという意味だよ」店員さん「はぁ……」ビールは来ません。店員さんどのような表情をしていいのかわかっていません。お父さんビール来なくてブチギレです。お母さん魚食ってます。 夏、地獄の淡路島。

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