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⑧愛のドイツ留学3週間🇩🇪べトロイアーとの出会い/1日目

やっと、、ドイツ(ミュンヘン空港)に到着!

飛行機から降りドイツの地に降り立った瞬間、特にこれと言った感慨は覚えなかった。今回で二度目の渡独だからだ。

一年前にも、父親と二人で10日間ドイツを観光した。その時は、初めての海外だったから、終始にやにやしていた。ドイツに足をつけたとき、背筋を伸ばして、こぶしを握り締め、口を強くつぐみ、青空を仰ぎ見たのをよく覚えている。夢の海外、ドイツだった。その時の滞在の記録はまた別の時に語りたい。

まあ、そんなわけで今回ドイツに降り立った時は、これから旅が始まるという期待感はあったものの、一年前ほどのワクワクとドキドキはなかった。



飛行機から降りると私たちはまずお手洗いに行ってしまった。何やってんねん、と言いたい。トイレから出て入国審査の列へ向かうと、長蛇の列にお迎えされたからだ。2、30分は足止めを食らった。これからは、まずはすぐ入国を済ましてしまおうと思う。


ちょっと緊張する入国審査。多分馬鹿だと思われた。やり取りは正確には覚えていないけど、

「how long will you be staying?」と聞かれて

「To study German.」と答えた気がする(#^.^#)

何より屈辱的だったのは、その回答にあきれた様子も見せずに、真剣にうなずいていた入国審査官の挙措である。お間抜けだと思われたに違いない。



そんな恥ずかしい思いをして入国審査を終えると、私たちは荷物受け取り場所へ向かい、それぞれスーツケースを回収した。

そのあと、ついに、今回の留学の案内スタッフ、べトロイアー、が待っている場所へと向かった。(以後べトロイアーと呼ぶ)


ドイツへ入国すると、すぐ目の前に、黄緑色の服を着たべトロイアー二人が、立ちながら私たちを待っていた。熊のような体格を持ち、サングラスをかけ髭を生やした威厳のある男性一人と、笑顔が素敵で金色のくるりとまかれた髪をまとっていた闊達な女性。どちらもドイツ人。

「Hallo!」

お互いにドイツ語で簡単な自己紹介を済ます。その合間、左の方の、ソファーが並んでいる小さな円形の休憩所に、私たちと同い年くらいで、スーツケースを持った海外の若者が座って休んでいるのが目に入った。

二つのグループ。一つ目は、ヴェールを被っている人が中に居たから、イスラム圏の国の人達、もう一つは金髪の少女二人だったから、多分ヨーロッパ系の人達、べトロイアーと自己紹介を交わしながら、早く話しかけたいなあ、と思っていた。


(本日フランス語済み)


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