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地下室の手記を読んだよ

またもや吉本新喜劇だった。まるで休日の昼間にテレビを付けたらやってそうな明るいこてこてのお笑いがそこらかしこに見受けられると言っていい。いや、実際には全くないのだが、この本の度を越した陰湿で激情的で自分も他人もとことん蔑み続けおよそ登場人物全員が負の感情しか撒き散らしていない怒って泣いての嵐の中に、その度を越えた数々のせいかかえって滑稽でまるで望んで笑かしにきてるみたく作用する勢いがあるのだ。 大学生の口癖よろしく逆に〜が何にでも当てはまると思うなと諸君は嘲笑するに違いないが

    • 「渋沢栄一の折れない心をつくる33の教え」を読まされたよ

      研修でサッとこの本を渡された。新しい紙幣に渋沢栄一のご尊顔が載るから知っとこう、すごい人だし、ということらしい。ちなみにこの本は渋沢栄一の孫の孫が書いた。明日に感想発表会をすることになっている。 世にある啓発本はおそらくこぞってアホ丸出しちゃんである。そしてそれはすべておんなじ理屈でそうなのである。アホ丸出しである本をかき集めて啓発本と呼ぼうとなったのかと疑うほどである。特にSDGsに触れとるやつはほんまやめてくれ。木使って紙刷ってSDGsの話をすな、コオロギ食べて黙っときな

      • もうあかんわ日記を読んだよ

        もうあかんわ日記 岸田 奈美 途中でページの黄色さに気づいた。 ポケスリの睡眠計測のため12時にスマホを寝かせるとすることがないので、ゲームするかネトフリ観るか本を読む。 書いた順番通りの優先度で、もうゲームもネトフリも飽っき飽きした、早く明日になってほしいけど全然眠たくない時間がやってきたとき、デスク用の小さい照明をあかるさで目が冴えない程度に離しながら本を読む。 久しぶりに読書が生活に入ってきた。その心地良さとこの本さんの楽しさで後半につれ読むペースが上がっていき、