地下室の手記を読んだよ
またもや吉本新喜劇だった。まるで休日の昼間にテレビを付けたらやってそうな明るいこてこてのお笑いがそこらかしこに見受けられると言っていい。いや、実際には全くないのだが、この本の度を越した陰湿で激情的で自分も他人もとことん蔑み続けおよそ登場人物全員が負の感情しか撒き散らしていない怒って泣いての嵐の中に、その度を越えた数々のせいかかえって滑稽でまるで望んで笑かしにきてるみたく作用する勢いがあるのだ。
大学生の口癖よろしく逆に〜が何にでも当てはまると思うなと諸君は嘲笑するに違いないが