みっきーのリアル登山者の端書き#856『ホットサンド作り』
登山料理で結構人気があるのがホットサンドです。
金属式直火焼きホットサンドメーカーとシングルバーナー(調理用ガスバーナー)という二つの器具だけで簡単に作れること、はさむ具の組合せが豊富でバリエーションも楽しめるというところが高評価のポイントでしょうか。
私もツナやポテトサラダ、コンビーフなどを挟んで焼いたことがあります。
「簡単」×「自由が高い」という掛け算は、強い誘因性があるということを感じます。
「簡単」であることは、製法や工程、道具にも由来するところですね。
同じく焼いてバリエーションが豊富な山上ピザがそんなに流行らないのは、ピザ焼き機という巨大で鈍重な物を背負って登れる人はそんなにいないからでしょう。
「自由度が高い」は原料や素材、料理そのものの個性によるものですね。
ホットサンドはパンという万能な主食に、具材を添えるものなので、その対応力の幅広さは十分にあります。
同じく万能な主食である白ご飯で焼きおにぎりサンド、とかでも良さそうですね。
そうしてみると、「自由度が高い」という要素を持つ対象は概ね世の中に既存のもので、それに対していかに「簡単」な道具や工程を作りあげるかによって、人気が出るものを世に生み出せるのかもしれません。
何かを見つけたときに、「もっとこれをこうしたら」という意識を持ってみることが、そうしたプラスを産み出すきっかけになるかもしれませんね。