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みっきーのリアル登山者の端書き#831『過酷な山』 

先日、「今まで登った山の中で一番過酷な山はなんでしたか?」という問いをいただきました。

私はこの返答に窮してしまいました。

私はさほど体力がある人間ではないので、アルプスに挑むときにはいつもある程度の体力的な厳しさを感じることがありました。
一方、低い山であってもアップダウンが重なる山では疲れもたまることもあります。
結論としては突出して「ここは過酷だった、もう挑みたくない」というイメージがつく山が無いということがわかりました。

強いて目立った過酷さがあったとすれば、それは自身の判断ミスや準備不足が招いたものであり、山に付随するものではないということです。
そもそも登山は、対象やルートを自分で選べるというアクティビティのため、自分自身の決断によるものと言えます。

結局のところ登山の過酷さは自分に依拠するものであり、「過酷な山」という存在の印象が薄いのが今回の返答に窮した背景にあるのかもしれませんね。

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