みっきーのリアル登山者の端書き#531『陽樹と陰樹』
樹木の分類のひとつとして、「陽樹」と「陰樹」という二種類があります。
簡単に言うと、
「陽樹」日陰では育たず、明るいところなら養分がなくてもぐんぐん育つ
「陰樹」養分があれば日陰でもしっかり生長する
という違いになります。
森の形成のステップとして割とポピュラーなのは、
裸地(何もない土地)
↓
草地(草が生える)
↓
低木(陽樹が進出し始める)
↓
陽樹の森(陽樹で森が作られる)
↓
陰樹の森(陽樹によって豊かになった土壌で陰樹が育って、陽樹と置き換わる)
という流れになります。
森が形成されるのは、パイオニアとしての陽樹があってこそ。
陽樹はやがて最終的な森の形からはいなくなってしまうものの、変動する自然の中では大きな役割を果たしていると言えます。
個人の中においても陽樹的なパイオニアの気持ちを持ってこそ、自分という「森」を拡張できるものと思って、取り組んでいきたいものです!