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みっきーのリアル登山者の端書き #480『稜線を見上げる気持ち』

御嶽山を登っているときのことですが、とあるスポットから山頂付近の稜線を見上げることができます。
もう何度もそのスポットを通っているので、私にとっては馴染みの風景ではあるのですが、それを見上げたときの気持ちが少しずつ変わっているように思います。

当初は「まだあんなに遠い! あそこまで登らないといけないのか・・・」という絶望に近いもの。
前回では「あそこまで登れるんだ! 楽しみ!」というワクワクでした。

この差は、コースについての理解で生まれているように思います。
最初は「どれだけ登ればいいかよくわからない」「どれだけ疲れるかわからない」といった、そういう分からない気持ちだらけです。
ですが最近は「どんな難所があって」「どれだけの時間で」ということが分かっている状態です。経験上わかることもあれば、登山前にきちんと整理しているということもあります。
体力的にキツいところはありますが、土台計画は無理のないように組んでいるので、それに対して素直に取り組んでいけば達成できることはわかっているのです。

同じ稜線=目標を見て、絶望するのかワクワクできるのか。
それについては予めのコースの設定と理解・把握する力が関わってくるように思います。

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