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みっきーのリアル登山者の端書き#702『汚れやほころび』
私の持っている登山道具には、ピカピカの新品というものは中々ありません。
緊急時用のナイフくらいでしょうか。
他は、なかなか落ちない土くれ、擦過痕など、ところどころに自然の中での痕跡が残っています。
それらは損耗した結果でもあると同時に、使用を重ねてきた証拠でもあります。
自然の中を歩けば、汚れることも傷つくことも当たり前。
そうした考え方は転じて、完璧なものを求める気持ちに対してのブレーキになるように思います。
対人的に誰かを許せることも、多少のずれを許容できることも、世の中を生きていくことには必要なことだと思います。
もちろんルーズになり過ぎもよくありませんが、多少の傷や汚れを「味」として認められるくらい、それくらいの気持ちで物事に当たりたいものです。