子どもの成績にピリピリして疲れてしまっているあなたへ
こんにちは。カウンセラー・コーチの齋藤 典子です。
テストが返されると、すごく気になり、
テスト結果が出る日は、憂鬱になる。
思ったような点数ではなく、結果を見るのもいやになっている。
あんなに頑張ったのに。。。
と、子ども以上に落ち込み悩まれているSNSを拝見しました。
私も長女の受験の時は、近い感じのことを思っていました。。。
思い出すと辛く感じた時期もあります。
どんと構えていて欲しいはずの母親が、こんな感じだったので、長女の方がもっとつらかったのではないかなと、思います。
しかし、テスト結果に親が左右されるのは、この世の中、仕方がない面もあります。
この春まで席を置いていた早稲田大学で、「家族社会学」という講義を受講しました。
社会から家族を見る、家族から社会を見るという視点でこれまでの歴史、これからのことについて学びました。
かなり詳細は省きますが、日本は振り返ると戦争を経験し、高度成長期を経て、社会の影響から核家族化が進み、少子高齢化がさらに進んでいます。
昔は、近所の人がちょっと子どもをみてくれたり、地域で子どもを育てる、そんな空気感でした。
そういったことは少なくなり、よくも悪くも近所に誰が住んでいるのか知らない、あまり踏み込んだ近所付き合いをしない地域が多くなりました。
核家族なので、責任の負担が主に子どもを見ているお母さんに重たくなってきているのではないかなと思います。
子どもに関する事件があると、
「あのご家庭は、どうだったの?」
「育て方は?」
と、そんな記事も見かけます。
そういったこともあり、潜在的に、子どものことは、まだまだ、
「家庭の責任、主にお母さんの責任」
という所が少なからずあり、そんな世の中で、受験に関しても思っている以上に責任を感じてしまっているのではないかなと感じます。
我が家の姉妹は、8歳差ですので、長女は1人っ子の時期が長いです。
私も、
「1人っ子だから、十分な教育を受けさせてあげたい。
幸せな学校生活を送らせてあげたい。」
そんなことを思い、肩に必要以上に力が入り、
その気持ちがテスト結果に、少なからず影響していたように思います。
しかし、中学受験に何を求めるかは、その人、そのご家庭それぞれです。
最近、クライアントさまにも、
むやみに上位校を求めるのではなく、
「うちの子に合った学校に通わせたい」
と、思われるご家庭が増えているように感じています。
その子の気質や性格、その子の好きなことを考え、学校の校風などを吟味し、受験校を選ばれています。
長女も、中堅校の女子校に合格を頂き、先生やお友達に恵まれ楽しく充実した6年間を過ごしました。
先日も、中高で一緒だったお友達とフランスに旅行に行き楽しかったようです。
上位校を目指すのは決して悪いことではないと思っています。
ただ、世の中に振り回されず、
「ご自身がどんな受験をなさりたいのか?」
「ご家庭でどんな中学受験を考えているのか?」
そんなことを1度振り替えってみられると、テスト結果にピリピリすることも少なくなると思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
齋藤 典子
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