勉強は10分で飽き、注意すると不貞腐れる理由
こんにちは。カウンセラー・コーチの齋藤 典子です。
中学受験生がいらっしゃるご家庭のSNSを拝見していたら、
「勉強を始めたと思ったら、10分で飽き、
「さっさと勉強を終わらせなさい!」
と、注意をすると、
「そんなことを言うからやる気がなくなった!」
と、子どもは不貞腐れ、さらに机に向かわなくなりました。」
と、ありました。
お子さまは、小学5年生です。
親としたら、
「さっさとやることをやり、そのあとゆっくりするなり、遊べばいいのに。。」
と、思うかもしれませんね。
お子様が10分で勉強に飽きられるにも、例えば、問題が理解できなかった、
他に気になることがあったとか、何か理由があったのでしょうね。
お子さまが5年生と言うことは、10歳、11歳です。
この頃の子どもの発達に「10歳の壁」と言う言葉があります。
個人差によりますが、大体この頃から、脳の発達により抽象的なことが考えられるようになってくると言われています。
例えば、算数の問題でしたら、低学年の頃の問題は、具体的で、
「みかんが5つある袋が3つあります。全部でいくつでしょう。」
などです。
それが、速さや割合の問題も加わり、イメージしづらく、投げ出したくなる子もいるかもしれません。
生活面でも、今までは、言われたことを素直に聞いていたことも、
「あれ?お母さんが言っていること正しいの?」
「矛盾していない?」
と、考えることが出来るようになってきます。
でも、まだうまく言葉で表すことが出来なかったり、
行動に移せないので、
「うるさい!」
「あっちに行って!」
と、反抗的な態度に出たり、言葉に出来ない子は、だんまりとなるわけです。
「10歳の壁」と言いますが、私はこの時期は、大人のサポートによっては、大きく成長できる時期だと思っています。
あるクライアントさま、
「ご相談をさせて頂き、息子のサポート方法を変えました。
先日は、私が出かけましたが、帰ってきたら、
予想よりはるかに勉強が進んでいて驚きました。
きっとまた、宿題が進んでいないと思っていたのに、本当に驚きました。」
そんなご報告を頂いております。
夏休み最後の組み分けテストでも、偏差値が60を超えられ喜ばれていらっしゃいました^^
この時期は、サポート方法によって大きく伸びる子、
逆に、良かれと思ってした声かけによって脳に傷がついたり、自己肯定感が下がり、持っている大きな力を伸ばしきれない子
に分かれるように感じています。
どうぞ、お子さまを信じられ、沢山持っているお力を伸ばされてくださいね。
そして、サポートなさっているママも少しでも安心をなさって、志望校に合格をなさってくださいね。
その方法は、こちらでお伝えをしています。
ご興味のある方はご覧下さいませ。
お申し込みは、明日までとなっています。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
齋藤 典子
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