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子どもが朝決まった時間に起きずにイライラする時には

こんにちは。カウンセラー・コーチの齋藤 典子です。

先日、早稲田大学の井原先生が書かれた、
「食と身体の臨床心理学」
という本を読みかえしていました。

心に響くことが多くあり、沢山付箋が貼ってある本でもあります。

主に、摂食障害のお子様がいらっしゃるご家族とのカウンセリング内容について書かれてあります。

本の最初の方に、身体に症状が出るのは、
「ものごとを心で受け止めたら精神が狂ってしまう。だから身体で受け止めるしかない。」
とありました。

ストレスが多いこのご時世、子どもでは言語化することが難しいことがあるので、身体に表れると言います。

この本では摂食障害ですが、頻繁に起こる腹痛や頭痛、チックや起立性調節障害、心因性発熱、突発性難聴、脱毛などは、受験期のお子さまでもよく見られる様子かもしれませんね。

次女は、中学受験時、朝起きられないことが多かったので、体調が悪いのかと思い病院に行きました。

医師からは、
「起立性調整障害だね。」
と、言われたことがあります。

繊細さがある次女です。

受験も、私が思っている以上に多くのストレスがかかっていたのかもしれません。

自律神経が乱れた結果だったのだろうと思います。

カウンセリングの方法にもあるのですが、身体に症状が出た時、
「体の言葉を聞く」
ということをすることがあります。

例えば、私自身も頭痛が起こった時など、
身体の言葉を聴いています。

次女が、朝起きられなかった時には、おやつを食べている時など、気が張っていない時に、それとなく、今まで以上に気持ちを聴いていました。

何気ないことでいいのですが、誰かに聞いてもらうことで、
苦しい
辛い
寂しい
悲しい
という一人では抱えきれない感情を、一緒に持ってもらえるような気持ちになるのかもしれません。

ですので、
「お子さまは勿論、ご自身ともコミュニュケーションをとってくださいね。」
というお話をよくさせて頂いています。

お子さまとのコミュニュケーションの場合は、一方的にお話をするのではなく、
「心をひらき、元気になるコミュニュケーション方法」
があります。

身体の不調が出てくる子は、特に優しく、よく気が付かれるお子様が多いです。

もしかしたら、
「お母さんも頑張っているから、ぼくも、私も頑張らないと」
と、人一倍頑張ってこられたのかもしれません。

体調を戻すには、もしかしたら少し時間がかかるかもしれませんが、
その子らしい中学受験をすごし、志望校に合格が出来るといいですね^^

お陰様で次女は、朝、早く起きられるようになっています。

あの時放置し、無理やり勉強をさせていたら、もしかしたら、心の症状にもつながってきていたかもしれないので、気が付いて良かったと思っています。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


齋藤 典子

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