街を走るチャリを横目にふと子どもの頃のチャリ練のことを思い出した。 🕰️ 私の自転車練習には2人の人物が登場する。 母方の祖母と名も知らぬサングラスおじさんだ。 確か小学一年生の頃、愛車キティちゃんチャリの補助輪を外すべく練習に奮闘していた。 家の前で練習してもよかったはずなのだが、なぜだか母親の車にわざわざキティチャリを乗せ、祖母の家の前で練習していた。 祖母は一軒家暮らしで、住宅街の中にあった。 ↓こんな感じ 🏠🏠🏠🏠🏠🏠🏠 -------------------
はじめに 想像していた未来 月曜から金曜まで正社員として落ち着いた雰囲気でデスクワーク。だるいなぁとぼやきつつも毎朝出社するのが当たり前で、毎日をコツコツと生きている自分。 小さい頃からそんな未来をずっと思い描いていた。 1.大学入学 日陰の残雪と春の陽気が入り混じった4月。私は心躍らせて大学に入学した。第一志望の学校ではなかったけれど、雰囲気は気に入っていたし未来へのモチベーションが下がることはなかった。新生活に際して、やりたいことそして将来の社会人生活に向けて準備しよ
久々に姉の家に遊びに行った。 姉の家に遊びに行くということは私の中では合法的デリバリーパーティーの開催も意味していた。 チキン、ピザ、ハンバーガー、はたまた丼もの。デリバリーは無限の可能性を秘めている。その魅力に魅せられているのは私だけでない。勝手に開催地に決定されている姉もまた心躍らせていたはずだ。 パーティーを開催すると決まったは良いものの、何が目的の宴かは決まっていなかった。選択肢がありすぎるとなかなか決まらない、贅沢な悩み。 姉は初めからうっすらとピザを推していた
かれいの一夜干しを、ニ夜いいや三夜干ししたらどうなるのだろう。きゅうりの浅漬けを深く漬けたらどうなるのだろう。 別にどうもならないんだろうな。
この前、姉と一緒に果汁工房果琳に行った。 そこで飲んだ「とろ〜り柿ジュース」とてつもなく美味しかった。 その日は姉と街で遊んでおり、途中でふらっと立ち寄った。ただ何か飲みたかっただけだから無難に柑橘系のものにしようと思っていたのだが、ふと隣のデカ電工看板に柿ジュースの広告が流れているのを見た。 ほほぉ、柿ジュースか。ジュースとなると馴染みがないこともあって2人してすぐに興味津々。スタメンのオレンジジュース、そしてエースのバナナジュースは急遽異例のベンチ入りとなった。 ただ
地元に住む母からLINEがあった。 「秋冬に着るいい長袖、買っておいたよ」 前にとりあえずすぐ着られる長袖があると便利だなと言っていたから、服屋で気にして見てくれていたのだろう。母の優しさに感謝しながら、画像付きのメッセージを開いた。 新品の長袖の左胸には野犬がいた。 これは一体どういうことだろうか。母は普通の服屋さんでこれを購入したのに。目は白目を剥き、何か言いたげに口を開いている。おそらく威嚇だ。その鋭い瞳からは過去に人間に酷いことをされ、もう野犬仲間と自然しか信じ