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20歳の出逢いと気づき セブ


旅行で訪れたセブ島。
たまたま出逢った人々と、語り合った将来。
私だったらどうするのかな。
普通に日本で生まれて。
何不自由なく育ててもらって。
普通の家庭に生きる恵まれた20歳の戯言。


気づき①

川への飛び込みに川下り。
そんなアクティビティを楽しみに行きました。

ガイドが2人ついてくれて。
最初は気が付かなかったけれど、1人は耳が全く聞こえない男性でした。

容姿端麗。運動神経抜群。
耳が聞こえなくとも、できる限りのジェスチャーと笛での主張を通してガイドしてくれました。

何より感動したのは
「優しさ」。

滑りやすいところではさっと手を差し伸べる。
危ないときは進んで注意喚起する。
サービス精神旺盛で、思い出を作れるようにと動画も写真も沢山取ってくれる。

こんな優しい人いる?ってくらい優しいその人に感謝と感動を覚えました。
きっとこの優しさはこの人の才能。
誰でも持ち得るものじゃない。

でも、その裏には何かがあるのかもしれない。
きっと計り知れない苦労と葛藤を重ねてきたんだろうと思ってしまう。
こう思うことすら、差別に含まれてしまうのかもしれないけれど…
笑っている人はその分泣いた人。
成功した人はその分失敗した人。
そんな表裏の側面が必ずあるように感じてしまう。

私の悪い癖。

気づき②

時間もあるしマッサージにいこう!と意気込んで向かったマッサージ屋さん。
たまたま入ったそのお店は、聴覚障害の方々だけが施術をするマッサージ屋さんでした。

マッサージに言葉は要らない。
マッサージの強度のジェスチャーだけ。

ものすごく気持ちが良くて、すっきり。
でも、払った金額に驚愕。
安すぎるんです。

1時間全身って330ペソ。
ありえますか?良いんですか?
って不思議に思ってしまって。

全身の力を使って施術して毎日お給料はいくらなんだろうか。

低賃金労働。労働力搾取。
こんな単語を毛嫌いして絶対そうはならないと願っても 。

知らず知らずのうちに、搾取する側の人間になっていたのかもしれない。

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