IDとパスワードを整理したい
Web上のサービスは今では欠かせないもので、いろいろあって便利ですが、IDとパスワードを求められるのでどこかで管理しなければなりません。パスワードは同じものを使い回すと危険だということで複数種類を使い分けているのに、年々パスワードに使う文字種や長さのルールが厳しくなり、記憶も定かではなくなってきています。だからといって、スマホやPC上に記録するのもリスクが高くなります。
私は手帳に書き留めていたのですが、最近では結構な量になりました。そこで、記憶力のあるうちに整理しておくため専用の手帳と、ついでにもしものことがあった時に家族が困らないようにエンディングノートも購入しました。
しかし複雑になりすぎてどこから手をつけていいかわかりません。メールアドレスも複数あるし、同じサイトにアカウントが複数ある場合もあります。使っていないものは思い切って削除したいところですが、サイトによっては何年も前から全くアクセスしていないアカウントが生きていたり、どうやって退会したらいいかわからなかったりします。
まずはエンディングノートと並行して、ライフラインに直結するところから少しずつやり始めました。ある程度記憶力を使うことも考えて自分なりのルールを決め、一定期間たったらパスワードの変更が簡単にできる仕組みを考えながら記録しています。パスワードを忘れてしまっても秘密の質問などで簡単に再設定できるのもいいですが、質問の答えが確実に1つと決まらないものもあり、完全にあてにはできません。
頻繁にできるだけ速くアクセスしたいサイトと、大事な情報があって落ち着いてアクセスしたいサイトでパスワードの複雑さを分けることもストレスを軽減する1つの方法かなと思います。
これからの時代、誰もが必要になるこの管理方法、何かいいアイデアはないものでしょうか?
思えばその昔、IDとパスワードがまだ存在しなかった頃、覚えておかなくてはならない大事なものといえば、キャッシュカードの暗証番号だけでした。たった4桁の数字なので、複数枚持っていて使い分けたとしてもメモしなくても覚えていられました。
他に記憶していないと困ったものは電話番号です。今と違って電話に番号は表示されませんでしたし、電話帳機能さえありませんでした。電話番号を教えてくれるサービスはありましたが、音声通話のみでやり取りするのは多少の困難がありました。そこで、五十音順に記録しておく電話帳という手帳が多くの家庭やお店などにあったものです。
この電話帳の代わりになるものが今の時代のパスワード帳なんでしょう。しかし、五十音順に記録するには難があります。サイト名、会社名、サービス名が変更されることが昔よりも頻繁にあるのです。歳を重ねると、以前の名前の方が記憶に残っていることがあり、探しているものと一致しないという問題が発生します。そうすると、新旧名称索引を別に作るなどの工夫が必要になるか、いっそのこと全部一通り見た方が早いとなるかもしれません。
ポイントサイトも増えました。ポイントカードが使われるようになったのはいつ頃だったでしょうか。最初は紙製でした。データを読み取るためプラスチックのカードに代わり、ポイントカードを専用ケースに入れて持ち歩くという時代もありましたね。今はスマホがあれば事足ります。ポイントのかしこい貯め方使い方は現代ならではの教養かもしれません。
時代の変化が激しいですが、歳を取っても諦めずについていきたいです。昔と今と両方知っている世代だからこそ、どちらがいいか悪いかではなく、歴史をふまえた上でより良い方法を考えていきたいものです。