山形季央『日本のグラフィック100年』
兵庫県立美術館で石岡瑛子の図録を買おうとしてたら目に留まってついつい購入してしまった本。
見るのも読むのも興味深かった。
デザインの歴史
デザインって、なんだろう。
アートとデザインの境界線って、なんだろう。
大阪中之島美術館が昨年に「デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」という展示を行っていた。
これはアート作品なのか、デザイン作品なのかを来場者に投票してもらうという試みで、しかも投票結果がすぐに表示されていたりもして、やっぱり草間彌生はアートという投票率が高いなとか、柳宗理のスツールはデザインになるよなとか、すごく楽しい展示だった。
デザインはクライアントのために制作するものだと、ググると出てくる。
でも、アートの起源はパトロンからお金をもらうために制作したものとも捉えることができるから、パトロンってクライアントのことだし、そういう思考は浅薄なのではないかとも感じられる。
難しいね、アートとデザインの境界線をはっきりさせることって。
そもそもその境界線なんてはっきりさせる必要はないのかもしれないけれど。
デュシャンが発表した便器がアートなのだからと、僕も同様に便器をアート作品だと発表したとして、誰がアートだと認めるのか。
アートとは、製作者が誰なのかにもよるかもしれない。
こういう、アートとデザインの境界線の考察をしている論文とか資料とか本とかあったら、教えてください。
すごく読みたいです。
グラフィック作品は、デザインともとれるし、アートともとれる。
吉田ユニが大阪で個展を開催するけれど、彼女の作品はデザインでもあるし、アートでもあると思う。
興味深いね。
知人から、いけばな展示会の招待券をもらった。
そう、京都で開催される、池坊の華道展「花 いのち みらい」だ。
僕は今までいけばなには触れたことがない。
結構楽しみだったりする。
いけばなは、アートなのだろうか、デザインなのだろうか。
華道家は、自身の作り出すいけばなを、どう捉えているのだろう。
一瞬の美しさを作り出すための知識や技術、経験を、存分に堪能しにいきたい。
ちなみに僕は、植物をよく枯らす。
サボテンすらも枯らす。
小さいサボテンだから枯れやすいのかもと思い、結構大きめな、しっかりしたサボテンを購入しても、すぐ枯れる。
なんでだ。
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