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線表現の可能性 大阪国立国際美術館

タイトルから連想して、ドローイングの展示?かと思ったけど、さすが国立国際、満足度高めな展示会だった。
線を使った表現を基調に、いろんな作品の展示がされていた。

線って、二次元だ。
でも、線を組み合わせることで視覚的に三次元へと昇華させることもできる。

真っ直ぐに伸びる線やくねくねした線をたくさん観てきた。
町田久美の作品は可愛かった。

町田久美『雪の日』

絵画ばかりではなく造形作品も展示されていた。
植松の作品はどうやって確認しても意味がわからない。

植松奎二『置ー浮くかたち』

これ、浮いてるんだよ。
溶接されてるのかなって思って職員さんに聞いたけど、これは浮いてるらしい。
どうやって浮かせてるんだろ。
設計図も展示されてたけど意味わからない。

床に這いつくばるようにしてこの作品を眺めていたら、同じように疑問に思った他の観覧者も一緒になって床に這いつくばってくれた。
どこからどう見てもなんで浮いてるのかわからない。
どういう物理をしてるんだ。

まさか美術館で床に這いつくばる日がくるなんて思ってもいなかった。
でもそれが芸術鑑賞。

ツカツカ歩いて綺麗なものを見て悦に浸るだけが芸術鑑賞じゃない。
これどうやって描かれてあるんだろう、どうやって作られてるんだろうと好奇心をそそってくれるのも芸術のいいところ。

この設計図も写真に撮ったから、誰か一緒に検証しようぜ。

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