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投資4年目、30代地方サラリーマンの現在の戦略

現状

 30代にもなって貯金ゼロという状況から改心し、貯金ゼロから資産形成を開始しました。現在の株式&投資信託の運用額は5,216,538円(+17.24% +767,420円)。
この成績が良いか悪いかは別として、こういう考え方で資産形成を行なっているというアウトプット記事です。
この記事の目的は、自分のレベルアップのために様々な賛否両論の意見をいただければありがたいと思い書いています。沿革みたいなのを最初に書いていますので、「それであなたは今どういう風に投資してるの?」と結論だけ知りたい方は、下の方だけ読んで貰えばと思います。

資産形成開始

 本題に入りますが、資産形成を開始して、まずは収益改善のためにアプリの家計簿をつけ始めました。無駄な支出を抑え〜というところは色々な方々がフィードバックされているので割愛します。結果として、月に貯金できる額は平均約10万円(ボーナス除く&投資可能額)となりました。

 資産形成開始した時期に、少しお金が貯まった段階で「デイトレード」という本を読み、何事も経験だと思いチャレンジしてみましたが、だいたいの数字ですが初日+1万円、2日目+1.5万円、3日目+0.4万円、4日目+0.1万円、5日目−7万円(往復ビンタ)という惨憺たる結果でした。資産管理と家計簿アプリは別々ですが、日々余計な物にお金を使わない生活を送っているのに、ゼロサムゲームで資産が失われることに矛盾を感じたので、大負けした日以来デイトレードはしていません。

投資とは?


 そもそも投資とは?というところから勉強し直し、様々な本をKindleunlimitedで読みました。その中で勉強になった本は、本田静六さんの「私の財産告白」やジェレミーシーゲル教授の「株式投資の未来」、エナフンさん、かぶ1000さん、長期株式投資さんの本などが現在の私の基盤になっています。つまり「長期投資スタイル」で私は生きていこうと思った訳です。長期で株式投資を行えば基本的にはプラスサムゲームであるということや株式の価格形成や利回りの重要性、企業分析する際の重要ポイントを学びました。
それとですが、「ファクトセット」という本を読み、現在も人口は増えており、急速に社会は豊かな方向に進んでいる現状を知り(世界で中流階級爆増中で日本はというと、日本人であるだけで世界レベルで見れば上位10%のお金持ち)、世界は今後も成長するであろうし、確実にインフレは進んでおり、資産を株式で持っていれば、少なくともインフレとともに成長するだろうという考えに至りました。
今も分からないことだらけなので、興味が湧いた本は手当たり次第読んでいます。奥野一成さんの「教養としての投資」や「投資家の思考法」もとても参考になりました。

長期投資デビュー


 そんな私の長期投資デビューは、生活防衛資金である100万円の貯金達成後に、米国株でスタートしました。最初に買ったのはVYM、HDV、SPYDです。これを見ただけで、ベテランの方は「ビビりながら分散して上場投資信託を買ったんだろうけど、ここの分散はあまり意味ないのよね」って思われたかもしれません。
 お見込みの通りです。特に理論はなく、めちゃくちゃビビりながら上場投資信託(そもそも分散されている)をさらに分散して買っていました。内容的にはインデックス投資なので、ゆっくり資産が増えていくことを嬉しく思っていました。そして徐々に個別株にも進出していきます。

日本株へ


 そもそもは米国株をメインでやっていたのですが、今年に入ってから日本株投資にデビューしました。
米国株を始めたきっかけとして、少子高齢化の日本の成長性を疑問視していたので、投資候補として考えていませんでした。昨年は円安が進行していく中で我慢して米国株を買い進めていましたが、どこまで円安は進むだろうかと不安に思っていました。
そういった点を含め為替が意味不明すぎたので、為替や政策金利について本で勉強してみました。「為替」を考えた時に過去の歴史から言うと、各国のレートで重要なのは政策金利と経済状態であり、現在で言えば米国含む欧米先進国との政策金利のレートが乖離してるから円安が進むとのこと。そのまま勉強を進めていきましたが、色々割愛すると、「いや円安も何年かしたら元に戻る可能性高いぞ」ということにも気がつきました。じゃあ今の段階では日本株に投資してた方が有利じゃないか?(世界の投資家達は為替の話なんて理解しきってるのだから、今適切な日本株買っておけば、少なくとも為替だけでも元をとれるって考えているだろうな)と思った訳です。それをしれっと先に実行してたのがバフェットさんだったとのことで、そういう報道があってから日本株フィーバーが始まった気がします。
 そう思って日本株を買い出したのが3月頃、米国の銀行破綻でちょい暴落してた頃に、日本株も煽りを受けて下がっていたので、ここが買いどころだと思って勇気を出してガッツリ買いました(約100万円ほど)。銘柄的には三菱UFJや丸紅など大企業を買いました。結局のところ個別株は運要素なのですが、現在の思考や行動が未来を左右すると思っています。


日本株が良いと思う3つの理由

①日本は資本が資源である
②新ニーサの拡充
③割安(為替的にも)

 この3つが大きいですね。
①についてですが、少子高齢化進行中で成長性がない国だと日本人は思ってるかもしれませんが、別に成長しなくても先進国であり、世界全体的に見ればお金持ちの国です。
r>gは資本所得の成長率は労働所得の成長率より高いという話ですが、これって国家間やグローバル企業にも通ずると思いませんか?既に築き上げたレールでバコバコ稼ぎ、ガンガン投資する企業に、新興国で起業したばかりのベンチャーが勝つには、世界を変えるほどのイノベーションか、ニッチ分野で圧倒的トップシェアをとるしかありません。日本トップの大企業は世界のあらゆる場所に既に投資を行っており、そういったベンチャーに投資したり買収したりすることができます。その点ではアメリカと一緒です。

②については、来年の新ニーサはどう考えても追い風だということです。外国人投資家の買いも、その辺の理由は背景にあると思います。じゃあ何でも買って良いのか?って言うとそういう訳ではなく、長期で考えた時に潰れない企業、累進配当を継続している企業、書いやすい価格と利回りの良い大企業あたりは、来年投資を始める人にとっても買いやすいのかな?って考えています。無期限で無税で投資できる枠があった時に、グロースよりも絶対安定の大型かつ増配する企業の株が選ばれると思いませんか?しかも5年で1,800万円ルールがあるので、このトレンドは5年ルールを考慮して、5年以上の上昇の潮流が始まっていると思います。

③はPBR1倍割れ問題もあるように、米国株と比べてですが、PERとPBRどちらも割安に感じます。なおかつ為替でみると円安が進行しており、ドル持ってる人にとっては、海外からの観光客のように安く感じていると思います。この円安もいつかは日米金利差縮小で解消される時が来るので、買うとして今買っておいた方がお得なのでは?と思うわけです。
なおかつ日本人としては、新ニーサの枠が5年で1,800万円あったとして、円安状況下で米国株に投資しようとしても、タイミング的に円安のおかげで、値段設定高めの状態の米国株(本質的価値とは別に高くなってしまっているのに)で年間360万円の枠が削られるのはもったいなく感じませんか?日本人の基準である円で360万円の枠を使い切りたいと思いませんか?そういった点でも家計資産2,000兆円超えている日本人による日本株の見直しもあるのでは?とも考えています。

以上の点から、今年から日本株にも手を出し、以前からやっている米国株より良いリターンが出ているという嬉しくも悲しい現状です。

年末にかけて具体的な戦略

 9月に調整で下げれば買い増します。日本株を強気に見ているのは上記で買いたとおりです。特に王道の日本株の買いチャンスを虎視眈々と狙っています。
 その中でも、個人的にこの価格評価はおかしいと思う企業を調べて、いややっぱりおかしいと思って買うスタイルが私は好きです。8月にトヨタの超絶決算が出て、円安は継続している状態であまり上昇せずに横横しているのを見て、いや評価がおかしいと思い、2単元信用で入りました。上がるまで1ヶ月かかりましたが、振り返るとお宝ポジションでした。
 余計な現金は1489 日経高配当に寝かせておきます(寝かせてる1489が個別株より良いリターンが出てる…)。
高配当割安小型株で株価も今後伸びそうであれば、買って持っておきます。割安小型株の分野は夢があるのに配当もある場合があるので、気長に待てる個人投資家からすればやらない理由はないと思っています。
 それとですが、Twitterでは散々信用取引不要説を唱えてましたが、時と場合によっては総資産額の○○%とか決めて、半年以内に上昇見込みでどうしても買いたい株あった時は買っていこうかな?とも思っています。
 例えば私で言えば500万円の10%=50万円程度をスイングのつもりで目標額決めて半年以内の数ヶ月持ってみるのも「今年」に限っては良いのかもとも思える相場ですね。最悪半年持ってても信用取引でかかる金利を越える配当利回りで長く待てる銘柄を選びたいと思っています。私はこの戦略で年末まで行きたいと思っています。アベノミクスを経験した方に是非意見を聞かせて欲しいです。
 ちなみにですが、8月初旬頃に三井E &Sが気になっており、我慢できずに1単元だけ信用買いしていたら、数日前に+17%超えていました(何故1単元しか買わなかったのか…)。理由としては名村造船など、密かに造船の波は来ているなと思っていた時、まだ上がってない銘柄を調べていましたが、三井E&Sという銘柄を見た時、国内船舶のエンジンメーカー首位級の会社が何故ここまで低迷しているのか?と思い、IRバンクとここ最近の会社の動向、中長期経営計画を調べ、ついでに商船三井などの昨年儲けてた船関係会社の決算動画を見て、設備投資に言及してないか等を見てました。
とりあえず結論から言うと、これ以上下がらなそうだし(赤字事業を三菱重工に売却)、普通に業績が戻ってきて元の水準まで配当出すということになれば、価格と配当の両方が狙えそうだなと考え、おそるおそる購入に至ったわけです。
今はキャリアリンク、任天堂あたりが気になってます。
 そんな感じに銘柄を探していて、買いたいと思った時にすぐ動けるように待機現金は多めに持っておきたいと益々思った今日この頃でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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