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聞いたことあるけどよく知らない言葉「ケイパビリティ」
年末が近づいてきて、納期調整にヒヤヒヤしている若手ビジネスパーソンの皆さん、こんばんは。
久しぶりにこの”聞いたことあるけど”シリーズの記事を書いてみようと思います。
今回取り上げるのは「ケイパビリティ」。
「それってうち(の会社)のケイパビリティだっけ?」というような使い方をします。
平たい意味で言うと、”できること”というニュアンスで使われます。
最初聞いたときは、正直日本語で言ってくれ~と思いました。
しかもこの言葉、すごく近い意味で「コア・コンピタンス」というビジネス用語があるんですよね。
コア・コンピタンスも平たく言うと「できること」という意味です。ちょっと違うけど。
この2つの言葉、いろいろなサイトで違いが解説されています。
代表的なものがGROBISのこちらの表です。(※引用)
BIZHINTにはこのように記載があります。
ケイパビリティとコアコンピタンスの違いは、ケイパビリティが「(組織としての総合的な)能力」のことであるのに対し、コアコンピタンスとは、組織がある事業を成し遂げるために必要な「(一定の水準を満たした)能力の核となる部分」である事。
たとえば、ある企業が新製品の開発に成功して販売を開始する時、その製品の開発のカギとなった新技術がコアコンピタンスです。そして、その製品を開発し、製造、品質管理をして流通させるといった組織の連携プレーの能力がケイパビリティなのです。
ケイパビリティは「組織力」、コアコンピタンスは「技術力」であると単純に考えてもよいでしょう。
頭のいい友人によると、これらの解説はすごくわかりやすいらしいのですが、ダンキャリ読者の皆さんはどう思われますか?
僕はこれらの説明を見た時、はい???つまりどういうこと???って思いました。
専門家の世界で使ってた言葉を、カッコイイからと言ってにわかビジネスパーソンが試しに使ってみたら思ったより浸透しちゃったのかと思っちゃいますよね。
あえて2つの違いをもっと簡単に表現してみましょう。
例えるとわかりやすくなることで有名な野球で例えてみます。
ある野球チームが、ヒットで打線をつなぐことで良い戦績を出しているとします。
この時、ヒットを打つこと、そのための練習ノウハウは、このチームにとってコア(中核)となる要素なので、コア・コンピタンスということになります。
また、ヒットで着実に打線をつないで点を取ることができ、打者の層が厚いことで、試合が続いても安定的に勝つことができるのは、このチームがもっている(潜在的な)能力なので、ケイパビリティに該当します。
いかがでしょうか。
なんとなくイメージをつかめましたでしょうか。
今回はここまでです。