BOOX leaf2を使って2週間
今までlikebook p78を使っていましたが、流石に緩慢な動作に耐えられなくなりleaf2を購入しました。e-inkタブレットはこれで2代目です。
もともと私は電子書籍リーダーとしてlikebookを使っていたのですが、なぜ有名なBOOXではなくlikebookを選んだかというとSDカードスロットがあったからです。そう、leaf2が出るまでここ最近のBOOXはSDカードスロットがありませんでした。しかしBOOXから出たではありませんかleaf2が!SDカードスロット搭載端末が!という経緯でBOOXに乗り換えです。
p78がモデル名からもわかるようにディスプレイサイズが7.8インチで、一方leaf2は7インチなのですがこのディスプレイサイズのダウンはそこまで気になりませんでした。逆にサイズ感としては持ちやすく、そして持ち出しやすくなった印象です。それに物理的なページ送りボタンがついたことでページ送りが格段にやりやすくなりました。これまでページ送りボタンのついたものを使用したことはありませんでしたがこれはいいですね。とても使いやすいです。
それにキビキビとした動作。もちろんe-inkタブレットとしてで、普通のスマホなどと比べればもちろんノロマです。(まあもともとlikebookを使っていたわけで当たり前の感想といえばそれもそうなのですが)これを許容できるかは結構重要に思います。とはいえ基本的には資料を読むだったり、電子書籍を読むといった使い方が大半だと思うので特に問題はないと思います。
そしてここが1番重要というのがありまして、それが各アプリの最適化、カスタマイズです。likebookも一通りは最適化できたのですが、レベルが違いました。BOOXのカスタマイズレベル高すぎます。本当に最適にできちゃうよこれならと思わずにはいられません。ページ送りアニメーションのフィルタリングという項目があるんですよね。これがいい。とてもいい。e-inkはその特性上アニメーションの描画が苦手なわけですが、この設定をすることでページ送りのアニメーションをなくすことができるんです。厳密にはページ送りするときのモーションが表示される時間分を描画しないことで処理をしているのですが(そのためコンマ何秒だけ表示が遅れる)これが使いやすい。e-inkディスプレイだとフリックなどをしてページを送って画面がスライドするモーションってかなり汚い表示になっちゃうんですよね。見たことある人ならわかると思うんですけど、あれってかなり耐えられない部類のものだと思うんです。あれを無くせる機能は本当にありがたい。これだけで買った価値があったようなもの。
まだあります、leaf2のいいところ。軽い。本当に軽い。p78はディスプレイサイズが7.8インチということもありやっぱり重かった。片手で持って読書するとなるとかなり無理をしないといけなかった。でもこれがleaf2だと片手でも余裕余裕。それもそう、なんと脅威の170グラム(白バージョンは)。7インチなのにそこらのスマホと同じくらいの重量。そして薄い。完璧。
とまあ褒めてばっかりでしたが、本当にいい製品だと思います。値段は日本の正規代理店であるSKT Shopで買うと3万5千円。昨今の円安の煽りを受け、少し高くなってはしまっていますが、それでも尚買いのガジェットだと思います。数千冊を170グラムの筐体で簡単にどこへでも持ち運びできると考えると本当にわくわくしませんか。電子書籍をKindleやKoboで利用しているユーザーは、それぞれ専用のリーダーがあるのでそこまでleaf2の必要性はありませんが、それ以外のhontoやDMMブックス、BookWalker等を利用している電子書籍ユーザーには買って損ということにはならないと思うので、是非買って体験してほしいです。
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