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あなたみたいな人が本当の美人っていうのね


大学生の時コンビニのアルバイトをしてる時に言われた言葉。

あんまり混んでなくて入口に近いレジ。
お昼すぎだったと思う。
その言葉を聞いてから7年くらいになるのだろうか。

でも写真みたいに覚えてるその言葉と場面。

取り繕った自分だったわけでも、過度なサービスをした覚えもない。

まだ当時は袋入れがあったから、袋にいれていたら

「あら、、あなた美人さんね。モデルや芸能人みたいに顔だけ綺麗な人は世の中いっぱいいるけど心まで綺麗な美人ってあなたみたいなことを言うのね。素敵な笑顔ありがとう。」
って言っておばぁちゃんは笑って帰っていった。

おでんやファストフードを頼んだわけでもお弁当を温めたわけでもなくて、
何を買ったかは覚えてないけど、
2点くらいの商品を袋につめてる短い時間に
7年経っても忘れられない言葉をもらった。

私いい人なんですとか綺麗なんですとか自分自慢じゃなくて、
そんなおばぁちゃんになりたいなって。

人の記憶に残る言葉を送れるおばぁちゃんに。

最近マイナス気味だった自分。
過去のノートを開いたらこの言葉があった。
その文字を見て、その場面が写真みたいにでてきた。

私は幼少期から褒められた記憶があまりなく育ったから、
そのおばぁちゃんにとても驚いて、見送ってからもぼーってコンビニのドアを見てた気がする。
おばぁちゃんを目の前にでは、素直に嬉しく笑顔でそんな、、ありがとうございます。って必死に返した気がするけど。
おばぁちゃんが去ってからは呆気にとられてぼーって何度も言葉をリピートした気がする。
だから今でも覚えてる。

そのおばぁちゃんは何度も口に出してた言葉かもしれない。たくさん吐き出した中の一人かもしれない。それでも、今まで出会って最短かつ純粋に嬉しい言葉をくれたのは私にとってそのおばぁちゃんになる。

ちょっと精神的にまいってた今もこうやって、
小さな温かい記憶に染まった頭で文章にできている。
行動に変えられている、その力をくれたおばぁちゃんに感謝だ。

モデルや芸能人みたいに顔だけ綺麗な人は世の中いっぱいいるけど心まで綺麗な美人ってあなたみたいなことを言うのね。素敵な笑顔ありがとう。
こんな言葉を短い時間でも吐き出せる余裕と柔らかい人に近づきたい。

その思い出がなければ今日も暗いまま今日を終えてたかもしれない。
人の記憶に残る温かい言葉を残すおばぁちゃんに近づくために

生きることをやめたくなっていた私だけど
今辞めたら、あのおばぁちゃんみたいになれないまま終わってしまう。

自分を感謝し褒めることもできないのに、人に素敵な言葉を届けられるか。
まず自分の手でセルフハグだ。泣いてもいい。感情に浸ってもいい。
自分が何を感じてしんどくて辛いのか。
何が嬉しくて幸せで感謝で、○○したいのは○○は何なのか。しなきゃじゃなくて、、したいは何なのか。
自分と向き合おう、ボロボロでも重く考えず軽ーく羽みたいに軽く生きてみるかと思えたよ、あの日のおばぁちゃん。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
心まで綺麗な美人の皆様。


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