至福のウーロン茶タイム
台湾の高級ウーロン茶は高地で作るため、葉の成長が遅く、希少なため値段も高い。雑味が無く、とても美味しい。
お湯を沸かして、急須に淹れて、10分待って、、なんてせっかちな私には向いてない。しかも、さほど香りがあるわけではない。でも、カップに入れて、ソファに座ると、30センチくらいのチビチビ竜ちゃん達が集まってくる。私の腕に抱かれて寝てしまう。すやすや寝る姿をみると至福の時間となる。まだまだ私自身の体調の回復には程遠く、這うように会社に行って仕事している感じだが、チビ竜ちゃんと過ごす時間は至福だ。眼は青いような緑のようなキトゥンブルーみたいな可愛い眼をしている。
まずは大杉神社と言われて行ってみる。住所が茨木県、阿波という地名なのだ!キタ――(゚∀゚)――!!なんの用事ですか?と聞くと、阿弖流為様の脚に刺さった矢じりを抜いて欲しいとのこと。大杉神社で呪詛をかけた矢じりなので、行って解いて欲しいとのこと。
大杉神社は茨城県の南の端。今は陸の孤島と言えるくらい公共交通で行くのが大変なところだ。ここも、もっと海の水位が高かったころ、交通の要所で、ここに海の安全を守る神を祀っていたということだ。阿弖流為を撃つ軍隊もここで必勝を祈願したらしい。
狭い敷地に沢山のお社。迷路のようになっている。建物は派手。ちょっと中華風なものもある。。
お賽銭箱が宙づりになっていて硬貨を投げ入れる場所がある。一生懸命入れたけど3回とも駄目だった。よく見ると下に500円玉の絵が描いてある。500円用の賽銭箱に100円を投げ入れていたからダメだったのだ。500円にしたら、すぐ入った。
由緒には阿弖流為こと悪路王を倒すことを祈願したとあるが、どこにも悪路王は祀られてない。でも、どこかに取っ掛かりはあるはずだ。で、ないと阿弖流為さんの脚に刺さった矢じりは抜けない。
勝馬神社に怖い顔の馬が祀ってある。その奥に名前もなく、祠がある。これだと思って、開けた。阿弖流為さんも呪詛が解けたので矢じりを自力で抜いていた。とても強力な力のある神社で、参拝客が絶えない理由が分かった。
大杉神社で検索するとトイレと出て来る。それも行ってみてビックリした。豪華トイレなのだ。笑っちゃうくらい豪華だ。
台湾の神社に似たところもあり、数匹、チビ竜ちゃんが残ることになった。
大杉神社の近くなので?行って欲しいということで成田山新勝寺へ。
「私、将門派ですから、新勝寺はちょっと」
と言うのだが、聞いてもらえない。
朝の9時に着いたので、鰻の駿河屋にチャレンジしてみる。10時から開店なのだが、9時から整理券を配っている。店先で鰻を捌き、炭火で焼いていく。チビ竜ちゃんたちが、驚いて、怖がって、私の背中に集まってくる。
「これは鰻で、龍じゃないから大丈夫」
と言っても、信用できないという顔で見て来る。開店と同時に入り、うな重を注文する。特上は量が1.5倍というだけで、味は同じだ。かば焼きや白焼きを注文して、ご飯を別に注文することも出来る。うな重をパクパク食べる私をチビ竜ちゃん達が驚きの目で見てくる。食べにくい(笑)そのうち僕たちのことも食べるのか?と聞くから、
「食べません」
と答えておいた。
新勝寺は祠を探して、と言われた。出世稲荷とかは以前に行っているので、行ったことない所を探せばいいなと思い、公園の方に行った。前をおじいさんが歩いている。私は祠を探しているのでキョロキョロする。すると、前のおじいさんが鞄を前に抱えて、何度も後ろを振り返る。私が追いはぎでもするのかと思ったのだろうか。周りから見ると、私はそんなに不審者みたいな行動してるのかなとショックを受けつつ、急いで祠を探さねばならない。不自然な向きに銅像があったので、これが見張ってる所に祠があるはずと思って探す。銅像の向いている方に山の中に祠があった。近づく方法が無かったので、遠くから浄化する。
翌日は上毛の方へ神社巡り。上毛の神社の磐座から出るビームを、ある地域に集中させて欲しいとのこと。軽井沢あたりの場所、三か所の東経と北緯を数字にしたものを私の腕に書かれて、それを磐座に転写して欲しいとのこと。
以前、軽井沢の熊野皇大神宮に行ったときも、数字を渡したので、何だろうと思っていたが、東経と北緯だったようだ。
まずは中之獄神社。ヘアピンカーブの先にある素敵な神社だ。アニメ頭文字Dで有名になったヘアピンカーブ道路だ。バイクが沢山いる。走っていて楽しいだろう。神社の境内には世界一大きな大黒様の像があり、金運がアップする予感しかない。縁切り縁結びのお願いも出来て効果は絶大だそうだ。傾き40度の階段を登ると上に大きな磐座がある。そこに食い込むような本殿があり、立派だ。磐座は裏側には回れないので、横に行って、私の腕に書かれた数字を転写した。
次に、そのすぐ近くにある妙義神社。地球のある太陽系の周りにある惑星よりも小さな彗星が沢山廻っている。その一つにMYOUGI-JINJAというのがある。誰か分かっている人がつけてくれたんだなと感謝している。
妙義神社もかなりの階段を登る。本殿の右に少し降りたところに、洞窟みたいな磐座がある。ここでも転写する。ここはご祭神がヤマトタケルなので、声をかけると、嬉しそうに手を振ってくれた。
これで、取り急ぎ、行けと言われてた所は行ったので、暫く体調を整えることにする。
まだ四十九日も済んでおらず、忌中に旅行や神社参拝は避けなくてはいけないと言われている。でも、どうしても期限のある仕事だったので、行くことになった。ちゃんと行けて、正直、ほっとした。