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言葉に出さなくても

言葉に出して、話をする。会話をする。おしゃべりをする。
楽しい時間です。

自分の意見とか考え方とかと違う人と会ったとき
向き合って話をするかというと、なかなか難しい。
頭では、その意見、なるほどそういう考えね。と
思っても、心のどこかでオカシイと思ってしまう
こともある。

または、丁重な言葉で、本心を隠す。
これって、バレバレ。

今までの行動から、
考えても、なんか怪しい…(笑)

本心は別にあるなぁ と思っても、それ以上は突っ込まない。
突っ込んで聞いたら、本心を聞いたら、その後の関係が崩れるのは
目に見えている。関係を切るつもりならそれもいいかも。
追い詰めたとしても、お互い後味が悪い。

ここが日本人なんだよなぁ~
なんとなく、この場を収めようとする。
「言わぬが花」って言葉もあるしね。

中国では、反対に自分の意見を押し通す(笑)
相手も同じく自分の意見を通そうとする。
だから、ヒートアップする。
手を出したら(殴ったら)負けという文化があるから、
言葉巧みに正論をぶつけてくる。

そこで、さんざん意見を出し合っているから、その後の関係も
わだかまりなく続けられる。

価値観の違いだから、正解でも不正解でもなく、どちらでもいい。

中国では、戦っていかないと(自分の主張を言わないと)もらえるものも
もらえない。気づいてもらえるという文化ではない。

日本には、察する文化がある。

言葉に出さなくても、相手の行動で分かることも多い。
以前、行動心理学を学んだ。
昨年、上級心理カウンセラーも学んだ。
学生の行動など観察しているとおもしろい。

言葉に出さなくても(出せなくても)気づいてあげる文化がある。

相手を傷つける言葉になるかもと思えば、
「言葉を飲み込む」「言わぬが花」「お茶を濁す」など
日本語には語らないことを表す表現が多い。
そこには、相手を思いやる気持ちがあるんだと思う。

感謝の意を込めて「ありがとう」

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