がん患者の退職 決断の前には情報収集②
前回からの続きです。
私自身が調べたこと
①退職後の健康保険 保険料を比較
退職前に、
健保の任意継続と国保
どちらが保険料を低く抑えられるか比較。
私の場合は国保の方が圧倒的にお得だった。
国保に
『非自発的に離職した方への国保料軽減措置』
という制度があり、該当するかはハローワークの離職理由コードで判断される。
この措置によると、
給与所得を実際の給与の3割と見なして
国保保険料&医療費の自己負担限度額
の区分を決定する、とのこと。
国保料の軽減もさることながら、
自己負担限度額の区分が引き下げられ、
毎月の医療費負担が減ったのが助かった!
でも、国保窓口の担当者がよくわかっていない場合もあるみたい。
特に自己負担限度額の方が盲点。
私の場合もこちらから
「自己負担限度額の区分も変わりますよね?」
と言わなかったらスルーされる所だった!
②国民年金保険料の免除制度
私は使わなかったけど。
国民年金保険料の納付が厳しいな…と思ったら、役所の国民年金課で相談を。
場合によっては全額免除になることもある
から、相談の価値はあります。
何も相談しないで未納するのが
一番良くない。
大事なこと まとめ
①信頼できる専門家に相談すること
私の場合は清水先生に相談し貴重な情報をいただいて、
がんを抱えて退職する不安も軽減された。
患者の立場を理解してくださる清水先生に出会えたことに感謝しています。
②離職理由コードに注目
ハローワークの離職理由コードがどれになるかによって、
失業給付の給付制限期間の有無、
国保料の軽減措置の有無など、
すごく大きな差がある。
私の場合は主治医が速やかに意見書を書いてくださり
「正当な理由のある自己都合退職(コード33)」
になりました。
がんがあっても生活していかねばならん。
療養をしながら生活していくには
正確な知識を持つことがすごく大事だなあ、と改めて実感しました。
使える制度を知り有効活用する。
がんがあってもたのしく前向きに生きていくために。