直売所を本気で応援しています。
産直責任者に携わって ①
転職経験の多いSATAです。
6回の転職で最後に経験したお仕事は 産直 でした。
今後は、定年まで10年間携わった経験や気付いた事など少しずつ書いていきたいと思っています。
始めに
今後産直は伸びるのか?と問われれば私は伸びると思います。
根拠はと問われれば私が経験上思っているだけです。
根拠については 経験と視察しているお店の現状を照らし合わせて
いるだけです。 すいません。
産直は
① 運営会社と店舗従業員で運営
② 契約生産者 100名から300名位(店舗によりますが)出荷
③ 購入するお客様
1日500名から1000名位(これも店舗によりますが)来店
①~③項目に対し理解し運営されている直売所はかなり少ないと思っています。実際私も10年間の中でかなり悩んだことは多々あります。
特に私の場合は①の項目は大きく定年延長をしない理由の大きなポイントでした。
運営に携わる中で現場の声、生産者さんの声は沢山聴きました。
特に現場力の強化には力を入れていました。
産直だけではないですがやはり現場力が基本です。スーパーの仕入れ販売と違い産直は委託販売です。売残りは持帰りになるわけです。
売れ分から手数料を差引いた金額をお支払いする仕組みです。
店舗で働く皆さんの力が売上を左右します。
会社の看板は確かに大きいですが生産者さんとの関係はBtoBやBtoCとはまた違った関係性にあると思います。
年商1億あったとして200人位の生産者の対応を店舗は行っています。
大きい、小さい、法人・個人はありますが皆さん社長さんです。
月商売上 数万から数百万 まで様々です。商品も様々です。
毎日来てくださる方や1週間に一度しか来られない方、全ての生産者さんと現場の方は対応しています。
どんな風に強化すれはいいか、対応すれは゛いいか見えてくると思います。
私は現在、依頼されれば各地でアドバイス等人材育成のお手伝いを行っていますが、
例えば こんな例があります。
朝取りの ほうれん草 が100袋しか出荷できない生産者さんがいます。
契約直売所は5ヶ所あります。
全部に20袋ずつ出荷するか、
売れている店舗に50袋出荷、残りは30袋、20袋出荷
他の2ヶ所には出荷しない
生産者の皆さんがお決めになることです。
100袋しか無いのですから当然確実に完売する店舗に出荷するのは当たり前です。
でも生産者さんに聞くと出荷したくないお店もあるそうで、
確かに売れるけど態度が悪い、本社の人間が気に食わない等、多々よく聞きました。
また、逆にあまり売れていないが、あのお店の人達は一生懸命だから、いつも声を掛けてくれるから、POPを書いてくれるから等出荷理由がたくさんあります。
生産者さんはご高齢の方も多いです。いつしか自分の子供や、孫のように接してくださって、一生懸命に出荷してくださる方もたくさんいます。
会社ではなく現場のみなさん、担当者の一生懸命な姿に出荷している方は実際にたくさんいます。
売れないのではなく売れないお店にしている事については改善点がまだまだたくさんあると思います。
未来の産直の発展のため少しでもお役に立てればと思っています。
また、携わって感じたこと、こうすればいいのにな とかって思ったことを
書きたいと思います。
よろしくお願いします。