初ヨーロッパ(パリ市内とちょこっとバルセロナのみ)感想
再び帰りの機内でもWiFiの繋がりカスなので日記書く。
今回は無理をしないというテーマで挑んだ一人旅なので超大冒険!って訳じゃないけど色々学びがあってよかった。パリ、おもしれー街、、、
人
まずパリの人については、プラダを着た悪魔みたいなファッショナブルで冷たい人が多いっていうイメージだったけど割とそうだった。地区によるけどみんな本当におしゃれ!スタイルのいい黒人さんとかがスーツきたりアフロヘアーでおしゃれしてるのめちゃ好き、どうやっても辿り着けない領域のかっこよさだった。あと形よりも色でお洒落してる人が多めな気がしたな、濃い緑のアウターのなかに薄目の緑のセーター着るとか。日本では見ない色彩を身にまとった人が沢山いてPinterestの世界って感じで良かった
あとみんな良い意味でも悪い意味でも自分至上主義で謝らない、他人への迷惑を考えないっていう雰囲気がどの世代にもあったのが感じられてビビってずっと小声でメルシー…って言ってたから、たまに笑顔でBonjour!とか言われるとめちゃくちゃ嬉しい。挨拶って”心”やねん
日本に対しては良いイメージを持ってる人が割と多い気がしたから基本冷たくはあるけど嫌なことはあんまりされなかった、バルセロナでアニョハセヨ~って通りすがりに言われたのはちょっと引っかかったけどそれぐらいかな?
あとみんな文化的な生活をしてる!めっちゃランニングしてるし食べ物こだわってるし、地元の人でも美術館行ったり絵かいたりしてる様がすごくよく見えて生活の質をあげることがパリの人にとっては重要なんだろうなって感じ。やんちゃな若者でさえアーティスティックで、街中にめちゃくちゃスプレーアートがあるんだけど、良いデザインが有名になってそこからスプレーアートする若者同士が繋がったり、より写真が拡散された方が勝ちみたいな大会?もやってるらしい、すごー
建築、街並み
建築も色々見たけど古い建築が街中とかに残って未だに使われているからか、何を良しとするかの価値の変遷が日本より感じられた気がする。宗教的な装飾の溢れるものからこれぞモダニズムって感じのやつとか変わった形のビルとかあらゆる時代の建築が同時に存在しているのが面白かったな、結局私は日本の建築好きなんだなーとも思ったけど今までの自分にはない視点を西洋の建築から色々学ぶ機会とか考える機会が得られて良かった。あとコルビジェはやっぱいいね、写真だけだと何故こんなに有名なのかいまいち理解できてなかったんだけど、サヴォア邸では確実に設計者の住む人への愛とか家族の実際の生活の豊かさが未だに読み取れてちょっと感動した。
実質9日間?くらいいて色々見て回ったけどパリ市内で1番好きな場所はチュールリー公園かも!
子供が遊ぶ様子と、大人たちがゆっくり噴水囲んで話す様子、散歩やランニングする人達とか色々見れてなんか居心地良くて好きだったなーパリオリンピックの後の片付けが終わってなくて入れない公園とか多々あったから残念だけどまたいつか!今度はパリ市外も合わせて見に行きたい!
街中の賑わいに関してはバルセロナのが好みかな~、バルセロナは至る所で音楽がなってて、どこに続くか分からない路地が沢山あって歩くのが楽しかった!地中海があって、緯度も低めで暖かい気候だからかすごく開放的な感じで隣国なのにパリのツンとした感じとは全然違って面白い。やっぱ気候とか元々の自然の雰囲気が街の人の雰囲気も形作るのかな〜って2つの都市に行ったことで感じたな。起きるのと寝るのがみんな遅いのが分かるのが面白い、朝全然観光客以外の人間見なかった笑
あとヨーロッパはでかいイッヌがどこにでもいてテンションあがる。電車の中にもいる。最高。でも昔見た刑事ドラマで人襲ってた犬がリードなしで歩いてたときはさすがにびびった
食べ物
食べ物に関しては結構うまい!が、打率は確実に日本のが良い。多分私が日本人だからだけど。物価が高いからハードル高く考えちゃってちょっと残念に思うこともあった。ただ、焼きたてのクロワッサン、アンジェリーナのモンブラン、ベルティヨンのジェラート、ピエールエルメのマカロンとかタルトは小躍りしちゃうくらいにおいしい、やっぱデザート系は強い。物価高いし日本に支店あるとこもあるけどお金出す価値はあるね。
チーズとかハムはめちゃくちゃ種類あるから色んなの試してみるのが面白いと思う。全体的に癖強めだけど私はカマンベールとか白カビタイプが好き。毎日チーズ食べてたら銀の匙っていう漫画の最終巻だけ読んでなかったの思い出したから今度買いに行く。赤ワインとかビールとかお酒もおいしかったなー。叔母夫婦が作ってくれた夜ご飯も美味しかった、感謝。ジャガイモのペーストみたいなやつ、日本でも作ってみよ
治安
こと治安について書くと、スリかな?見たいな人は結構目つきとか雰囲気でわかる。そういう人が道にいたら避けるのはめっちゃ大事だけど、ちゃんと鞄を前に持ってチャック閉めるとか自分である程度気をつけていればそんなに危険だとは思わなかった。もっとお金もってそうで油断してそうな人をみんな狙うからね!でもまじで油断はしない方が良い。コロナの時とか観光客の少ない時期はもっと凶暴だったっぽいし。
あと観光地には明らかに許可取らずにお土産売ってる人達がいるけどそこで買わないのはもちろん、ちゃんとしてそうな人が寄付してくれませんか?って聞いてきたり、道端の人がマジックを披露してくれる感じになったり、落とし物拾った感じで身に覚えのないものを見せられたりしそうになるけどそれら全部危ないので基本スルーがおすすめ!!
なかでも治安面でのカルチャーショックといえば物乞いがめちゃくちゃいるってことが大きかったかな。紙コップもってそこにお金をいれて貰おうとする人が日本でいう消火栓レベルの間隔ぐらいには凄い密度で街中と駅の中にいた。ああいうのは悲壮な演技が上手い人が儲けるんだよってパリの建築家の人が言っててワロタってなったけど、実際貧富の差の明らかさは結構グロかったな。橋の下にテント張って住んでる人とかもいるんだけど、パリで部屋借りるのって色んな手続きとか最初に入れるお金がすごく必要で、定職についてるのにそういう場所でしか暮らせない人も結構いるみたい。全身ブランド物を身につけた人と、駅の地べたに座って紙コップ持つ人が共存してるパリ、不思議なとこだったな。そこまでして居続けたいと思わせるのがすごい。バルセロナにもそういう物乞いの人はいたけどパリ程は多くなかった。けど、今まさに前の人の鞄からすろうとしてるなあの人みたいな場面を見かけたのでスリはバルセロナの方が気をつけた方がよさそう。
まあそういうディープなところも併せて見られたからパリは観光するにも暮らすにもお金がないと日本人が持っているような、オ~シャンゼリゼ~♫みたいなイメージで楽しむっていうのは難しそうっていう印象。日本まじ良いとこだよ、自信持って良いと思う。
とりあえず次の旅行はタイとか行きたいなー(ダジャレ締め)